叢書・ウニベルシタス 1175
詩の畝
フィリップ・ベックを読みながら
ジャック・ランシエール:著, 髙山 花子:訳
四六判 / 198ページ / 上製 / 価格 2,970円 (消費税 270円)
ISBN978-4-588-01175-7 C1310 [2024年07月 刊行]
ISBN978-4-588-01175-7 C1310 [2024年07月 刊行]
失われたジャンル、失われた歌を書き直しては変容させ、現代によみがえらせる詩人にして、デリダに師事した哲学者でもあるフィリップ・ベック。その作品世界と音楽的なポエジーの観念をランシエールが読み解く。グリム童話やラブレーの物語を他に類をみない言語の操作で圧縮し、濃縮し、脱−散文化するベックの単独性=かけがえのなさをめぐる、ふたつの詩論とふたつのディスカッションを収録するモノグラフィ。