植民地朝鮮と〈近代の超克〉
戦時期帝国日本の思想史的一断面(仮)

閔東曄:著
A5判 / 368ページ / 上製 / 価格 5,500円 (消費税 500円) 
ISBN978-4-588-15139-2 C1022 [2024年09月 刊行]

内容紹介

三木清、高坂正顕、高山岩男、申南澈、金南天、朴致祐などの転換期を生きた知識人たちは、いかに「近代」と向き合い、それを乗り越えようとしたのか。戦時期日本で大きな影響力をもった「近代の超克」をめぐる議論を、同時代の植民地朝鮮との関係に焦点を当てて読み直し、一国史を超えた歴史意識を剔出する。抵抗か協力かという二元論的な枠組みを問いに付し、帝国主義の構造を再考する画期的な試み。