ものと人間の文化史 53-Ⅱ
森林 Ⅱ

四六判 / 308ページ / 上製 / 価格 3,520円 (消費税 320円) 
ISBN978-4-588-20532-3(4-588-20532-3) C0320 [1998年11月 刊行]

内容紹介

森林と人間との多様なかかわりを包括的に語り,人と自然が共生するための森や里山をいかにして創出するか,森林再生への具体的な方策を提示する21世紀への提言。

目次

  はじめに

Ⅰ 森林と自然環境
  国土における緑の役割
  自然環境を良く考えよう
  河川の自然
  自然保護雑感
  流域管理政策のあり方について
  日本の森林と文化
  森林生態学

Ⅱ 森林と人々の暮らし
  自然、特に森林と人々の暮らし
  都市と緑
  里山について(一)
  里山について(二)
  二次林について
  日本列島に健康な山林を育てるために
  社寺林について
  吉野林業

Ⅲ 森林逍遥
  再び「もり」と「はやし」について
  生物の種の多様性の維持
  大樹のことなど
  マツの木、マツ林、マツ枯れ
  うめのこと
  クマのこと
  ワシ・タカの保護問題
  雪国づくりへの模索
  縄文文化と雪
  庭師にもの申す
  嵐山は古い名勝だ
  天然記念物の保護
  森林の価値観の多様化
  共生の話

Ⅳ 日本の森林を考える
  一 日本の森林の特徴
  二 森林と日本文化
  日本の森林よ、よみがえれ――あとがきに代えて

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