ものと人間の文化史 78-Ⅱ
草木布 Ⅱ

四六判 / 282ページ / 上製 / 価格 3,080円 (消費税 280円) 
ISBN978-4-588-20782-2(4-588-20782-2) C0320 [1995年07月 刊行]

内容紹介

アサ,クズ,シナ,コウゾ,カラムシ,フジなどの草木の繊維から,どのようにして糸を採り,布を織っていたのか。聞書きをもとに忘れられた技術と文化を発掘する。

目次

神御衣祭の織物――三重県松阪市/静岡県三ヶ日町/愛知県豊橋市

藤布を織る山の里――京都府宮津市

「南都随一」といわれた奈良晒――奈良市/奈良県月ケ瀬村

太布を織る村――徳島県木頭村

麁服貢進の村――徳島県木屋平村/徳島県山川町

孤島で織るクズとフヨウの布――鹿児島県甑島

清涼の芭蕉布――沖縄県大宜味村/鹿児島県奄美大島

先島で織る布――沖縄県平良市/石垣市

パイナップルの葉脈繊維を織る

輝いていた女性たち――おわりに

参考文献
あとがき