三光 長治(サンコウ ナガハル)
1928年生まれ。京都大学文学部独文科卒業,愛知大学講師,神戸大学助教授,埼玉大学教授,神戸松蔭女子学院大学教授を歴任し,現在,埼玉大学名誉教授。日本ワーグナー協会理事を経て現在,評議員。62〜64年ミュンヘン大学に留学。
主要著書:『エルザの夢──新しいワーグナー像を求めて』*,『アドルノのテルミノロギー』*,『ワーグナー』(新潮社),『知られざるワーグナー』*,『晩年の思想──アドルノ,ワーグナー,鏡花など』*,『大島洋写真集 リヒャルト・ワーグナー』(国書刊行会)。
編著:『ミュンヘン 輝ける日々』(国書刊行会),『ワーグナー事典』(東京書籍)。『フランクフルト学派再考』共著(弘文堂),『アドルノ批判のプリズム』共著(平凡社)。
主要訳書:アドルノ『楽興の時』共訳(白水社),『ゾチオロギカ』共訳(平凡社),『文学ノート1, 2』共訳(みすず書房),『不協和音』共訳(平凡社),『ミニマ・モラリア』*,ヴェステルンハーゲン『ワーグナー』共訳(白水社),『ワーグナー著作集 第一巻,第三巻,第五巻』監修・共訳(第三文明社),ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』『ラインの黄金』『ヴァルキューレ』『ジークフリート』『神々の黄昏』共訳(白水社),コジマ・ワーグナー『コジマの日記1, 2, 3』共訳(東海大学出版会/部)。*は法政大学出版局刊
池上 純一(イケガミ ジュンイチ)
1950年生まれ。京大学大学院修士課程(比較文学・比較文化専攻)修了。1976〜78,95〜96年,(西) ドイツ・ボン大学に留学。現在,埼玉大学名誉教授,日本ワーグナー協会理事。
主要著書:『ワーグナー事典』(編集委員,東京書籍),『パルジファル』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』以上共編著(白水社),『ローエングリン』『タンホイザー』『さまよえるオランダ人』以上共編著(五柳書院)。
主要訳書:『ワーグナー著作集 第一巻』共訳(第三文明社),ヴォルフガング・デームリング『ベルリオーズとその時代』(西村書店),エルヴィン・ベルツ『日本文化論集』共訳(東海大学出版会),『コジマの日記1, 2, 3』共訳(東海大学出版会/部)。
松原 良輔(マツバラ リョウスケ)
1964年生まれ。東京大学大学院修士課程(独語独文学専攻)修了。現在,埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授。
主要訳書:ワーグナー『恋はご法度』,『リエンツィ』(五柳書院)。バーナード/オキーフ/アンスワース編『人文学と電子編集──デジタル・アーカイヴの理論と実践』共訳(慶應義塾大学出版会)。
山崎 太郎(ヤマザキ タロウ)
1961年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門はドイツ・オペラ(とりわけリヒャルト・ワーグナーの楽劇研究)。
主要著書:『《ニーベルングの指環》教養講座──読む・聴く・観る! リング・ワールドへの扉』(アルテスパブリッシング),『ワーグナー事典』共著(東京書籍)
主要訳書:ワーグナー『ラインの黄金』『ヴァルキューレ』ともに共訳(白水社),『ヴァーグナー大事典』監修・共訳(平凡社)。
ベートーヴェンの《エロイカ交響曲》 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの序曲《コリオラン》 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲嬰ハ短調(作品一三一) 【松原良輔 訳】
一八四六年にドレスデンで行なわれたベートーヴェン《第九交響曲》の演奏会についての報告(『わが生涯』からの抜粋)、および曲目解説 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの《第九交響曲》を演奏するために 【松原良輔 訳】
ベートーヴェン 【池上純一 訳】
ヴィーベルンゲン──伝説に発した世界史 【池上純一 訳】
フランツ・リストの交響詩について(マリー・ヴィットゲンシュタイン宛て書簡) 【山崎太郎 訳】
オペラの使命について 【山崎太郎 訳】
俳優と歌手について 【三光長治・池上純一 訳】
【解説】
美を超えて目覚めるもの──論文『ベートーヴェン』とワーグナーの芸術哲学 【池上純一】
書評掲載
「音楽の友」(2018年11月号/山崎浩太郎氏・評)に紹介されました。
「MOSRLY CLASSIC」(2018年12月号/西原稔氏・評)に紹介されました。