縄文時代から明治期までのわが国の木製品と木工具を対象として、製作技法の観点から観察・測定・復元実験を行いつつそれらの技術的系統を実証的に解明する。
成田 寿一郎(ナリタ ジュイチロウ)
1921年秋田県能代市生まれ。東京高等工芸学校木材工芸科卒業。千葉大学工業短期大学部教授、千葉大学工学部教授を経て大同工業大学教授。工学博士。戦後より1978年まで木工機械による木材加工と木工場の生産管理技術を専攻。78年以降古代木材加工技法を専攻。著書:『木工刃物の研削技術』(日本木工新聞社)、『木工機械工作便覧』(理工学社)、『木工機械の沿革』(日本木工機械新聞社)、『樹と木』(日本木工新聞社)、『木工工芸用語辞典』(理工学社)、『木の匠』 (鹿島出版会)ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。第I章 古代木工の概観
一 人と道具
二 材料の分類と考古遺物
三 石器時代
四 加工と技法
五 文献にみる古代の生産
六 工・巧・匠──材と木工
七 日本古代の木工事情
第II章 縄文時代の木工
一 縄文時代の樹木
二 石器工具
三 伐木・造材
四 木製品の技法と工具
第III章 弥生時代の木工
一 文献からみた木材・木工
二 考古学上の木材・木工品
三 土木・建築工事
四 各種の木工製品
第IV章 日本古代における旋削技法
一 旋削技法とは
二 旋削技法の推移
三 日本古代の旋削技法
四 旋削技法の工学的条件
五 なぜ日本では轆轤なのか
六 弥生唐古高杯は轆轤挽きか否か
第V章 古墳時代の木工
一 古墳時代の概況
二 出土物からみた古墳の変遷
三 史料にあらわれた鉄器と木工
四 造船技術
五 楼閣建築
六 古墳出土の木工具
七 木工品
第VI章 木材の種類と性質
一 有用樹種とは
二 木材の性質
第VII章 木材利用各論
一 土木工事用材
二 建築用材
三 建築内装用材
四 建具
五 指物・家具
六 広葉樹の利用
第VIII章 木工の諸職
一 民具・民芸・伝統工芸
二 木工諸職の流れ
三 諸職の種類
四 指物類
五 彫物類
六 刳物類
七 挽物類
八 剝ぎ板類・曲物類
九 箍物類
十 その他の諸職
あとがき
索引
一 人と道具
二 材料の分類と考古遺物
三 石器時代
四 加工と技法
五 文献にみる古代の生産
六 工・巧・匠──材と木工
七 日本古代の木工事情
第II章 縄文時代の木工
一 縄文時代の樹木
二 石器工具
三 伐木・造材
四 木製品の技法と工具
第III章 弥生時代の木工
一 文献からみた木材・木工
二 考古学上の木材・木工品
三 土木・建築工事
四 各種の木工製品
第IV章 日本古代における旋削技法
一 旋削技法とは
二 旋削技法の推移
三 日本古代の旋削技法
四 旋削技法の工学的条件
五 なぜ日本では轆轤なのか
六 弥生唐古高杯は轆轤挽きか否か
第V章 古墳時代の木工
一 古墳時代の概況
二 出土物からみた古墳の変遷
三 史料にあらわれた鉄器と木工
四 造船技術
五 楼閣建築
六 古墳出土の木工具
七 木工品
第VI章 木材の種類と性質
一 有用樹種とは
二 木材の性質
第VII章 木材利用各論
一 土木工事用材
二 建築用材
三 建築内装用材
四 建具
五 指物・家具
六 広葉樹の利用
第VIII章 木工の諸職
一 民具・民芸・伝統工芸
二 木工諸職の流れ
三 諸職の種類
四 指物類
五 彫物類
六 刳物類
七 挽物類
八 剝ぎ板類・曲物類
九 箍物類
十 その他の諸職
あとがき
索引