叢書・ウニベルシタス 400
バベルの後に 下
言葉と翻訳の諸相

四六判 / 550ページ / 上製 / 価格 6,600円 (消費税 600円) 
ISBN978-4-588-00400-1 C1390 [2009年06月 刊行]

内容紹介

古今の芸術思想、言語・文学理論、英仏独語の表現に通暁した現代随一の批評家が、文化史、哲学史の沃野を渉猟しつつ、言語の複数性という巨大な謎に真っ向から取り組んだ、翻訳研究の古典。聖書やホメロスをはじめ、ヘルダーリン、ベンヤミン、ハイデガーほか無数の固有名への解釈から立ち上がる、語と意味の翻訳(不)可能性をめぐる遠大な思索。今日の人文学の必読書、上下巻完結。〔文芸批評・言語・思想〕