ものと人間の文化史 137-Ⅱ
桜 Ⅱ

四六判 / 400ページ / 上製 / 価格 4,180円 (消費税 380円) 
ISBN978-4-588-21372-4 C0320 [2007年03月 刊行]

内容紹介

明治以後,軍国主義と愛国心のシンボルとして政治的に利用されてきた桜の近代史をたどり,日本人の生活とともに歩んだ「咲く花,散る花」の栄枯盛衰を描き出す。

目次

第七章 明治の桜
 1 明治の桜
 2 日本は桜国か松国か
 3 明治期に大発展して染井吉野
第八章 大正から昭和初期の桜
 1 大正デモクラシーと桜
 2 軍歌と桜
第九章 もてはやされる現代の桜、その将来
第十章 吉野山と嵐山の桜
 1 吉野山の桜の発展
 2 吉野山の桜樹植栽
 3 都の名所は花の嵐山
第十一章 絵画に描かれた桜花
第十二章 桜の民俗
 1 桜の民俗と伝統
 2 桜餅・桜湯と樺細工

参考文献
あとがき

書評掲載

「東京新聞」(2015年4月12日付)に紹介されました。