日本においても市民社会への関心はますます高まりつつある。「社会」は「主権」の場となり得るか。市民や社会が自立するためには何が求められているのか。社会に固有の論理や国家との関係のあり方はいかにあるべきか。問題の由来を歴史や思想に探りながら、現代の私たちが直面する諸課題にアプローチする論文集。
大野 達司(オオノ タツジ)
法政大学法学部教授
※上記内容は本書刊行時のものです。まえがき
第1部 公的空間の基盤と構成をめぐる法思想
第1章 19世紀ドイツ国法学における公権の概念について──選挙権論を中心として(西村清貴)
第2章 美濃部達吉とイェリネク──法理論の継受とその背景(森元 拓)
第3章 市民社会と教養/人格教育──ヘラーのシュタイン受容(大野達司)
第4章 ヤスパースにおける「哲学すること」の法哲学的含意(菅原寧格)
第5章 ハンナ・アーレントにおけるプラトンの法思想批判(長谷川陽子)
第2部 政策論から見た「市民社会」の思想史
第6章 現代の政策概念としての「市民社会」の歴史的位置──現代コミュニティ政策論の観点からの整理(名和田是彦)
第7章 歴史から見たドイツ市民社会と市民参加(辻 英史)
第8章 公民的保守主義におけるコミュニティ・市場・市民社会──ディビット・G・グリーンの市民社会論を中心にして(山本 卓)
第9章 分節政治理論における市民的人間型(細井 保)
第3部 現代社会の課題に向けて
第10章 教養が啓蒙の理念と同様に明るい未来を約束しないなら、もはや我々は教養を諦めるべきなのか(吉永 圭)
第11章 メメント・モリ・2011・3・11──日本国憲法における〈死者〉の憲法哲学的位置づけ、または、大地性(金井光生)
第12章 Suspicions and Contributions on Civil Society theories from Feminism and Gender arguments(INOUE, Masako)
第13章 Influence of Social Media on Japanese Society and Law(MACHIMURA, Yasutaka)
第1部 公的空間の基盤と構成をめぐる法思想
第1章 19世紀ドイツ国法学における公権の概念について──選挙権論を中心として(西村清貴)
第2章 美濃部達吉とイェリネク──法理論の継受とその背景(森元 拓)
第3章 市民社会と教養/人格教育──ヘラーのシュタイン受容(大野達司)
第4章 ヤスパースにおける「哲学すること」の法哲学的含意(菅原寧格)
第5章 ハンナ・アーレントにおけるプラトンの法思想批判(長谷川陽子)
第2部 政策論から見た「市民社会」の思想史
第6章 現代の政策概念としての「市民社会」の歴史的位置──現代コミュニティ政策論の観点からの整理(名和田是彦)
第7章 歴史から見たドイツ市民社会と市民参加(辻 英史)
第8章 公民的保守主義におけるコミュニティ・市場・市民社会──ディビット・G・グリーンの市民社会論を中心にして(山本 卓)
第9章 分節政治理論における市民的人間型(細井 保)
第3部 現代社会の課題に向けて
第10章 教養が啓蒙の理念と同様に明るい未来を約束しないなら、もはや我々は教養を諦めるべきなのか(吉永 圭)
第11章 メメント・モリ・2011・3・11──日本国憲法における〈死者〉の憲法哲学的位置づけ、または、大地性(金井光生)
第12章 Suspicions and Contributions on Civil Society theories from Feminism and Gender arguments(INOUE, Masako)
第13章 Influence of Social Media on Japanese Society and Law(MACHIMURA, Yasutaka)
[著者一覧](執筆順、*は編著者)
西村 清貴(ニシムラ キヨタカ) 法政大学現代法研究所客員研究員
森元 拓(モリモト タク) 山梨大学教育人間科学部准教授
大野 達司(オオノ タツジ)* 法政大学法学部教授
菅原 寧格(スガワラ ヤスノリ) 北海学園大学法学部准教授
長谷川 陽子(ハセガワ ヨウコ) 法政大学現代法研究所客員研究員
名和田 是彦(ナワタ ヨシヒコ) 法政大学法学部教授
辻 英史(ツジ ヒデタカ) 法政大学人間環境学部准教授
山本 卓(ヤマモト タク) 法政大学法学部教授
細井 保(ホソイ タモツ) 法政大学法学部教授
吉永 圭(ヨシナガ ケイ) 大東文化大学法学部准教授
金井 光生(カナイ コウセイ) 福島大学行政政策学類准教授
井上 匡子(イノウエ マサコ) 神奈川大学法学部教授
町村 泰貴(マチムラ ヤスタカ) 北海道大学大学院法学研究科教授
西村 清貴(ニシムラ キヨタカ) 法政大学現代法研究所客員研究員
森元 拓(モリモト タク) 山梨大学教育人間科学部准教授
大野 達司(オオノ タツジ)* 法政大学法学部教授
菅原 寧格(スガワラ ヤスノリ) 北海学園大学法学部准教授
長谷川 陽子(ハセガワ ヨウコ) 法政大学現代法研究所客員研究員
名和田 是彦(ナワタ ヨシヒコ) 法政大学法学部教授
辻 英史(ツジ ヒデタカ) 法政大学人間環境学部准教授
山本 卓(ヤマモト タク) 法政大学法学部教授
細井 保(ホソイ タモツ) 法政大学法学部教授
吉永 圭(ヨシナガ ケイ) 大東文化大学法学部准教授
金井 光生(カナイ コウセイ) 福島大学行政政策学類准教授
井上 匡子(イノウエ マサコ) 神奈川大学法学部教授
町村 泰貴(マチムラ ヤスタカ) 北海道大学大学院法学研究科教授
中野勝郎編著『市民社会と立憲主義』
石坂悦男編著『民意の形成と反映』
石坂悦男編著『民意の形成と反映』