日本蜑人伝統の研究 〈オンデマンド版〉

第29回柳田賞受賞
A5判 / 756ページ / オンデマンド / 価格 22,000円 (消費税 2,000円) 
ISBN978-4-588-92051-6 C3021 [2011年05月 刊行]

内容紹介

第29回柳田賞受賞 沖繩から下北半島にいたる漁村の実地調査をもとに,蜑人(海士・海女)の漁撈・社会組織・風習・信仰などを詳細に記録し,裸潜水漁の伝統を総合的にあとづける。

著訳者プロフィール

田辺 悟(タナベ サトル)

1936年神奈川県横須賀市生まれ。法政大学社会学部卒業。海村民俗学、民具学専攻。横須賀市自然博物館・人文博物館両館長。日本女子大学講師。著書:『伊豆相模の民具』(慶友社)、『潮騒の島──神島民俗誌』(光書房)、『母系の島々』(太平洋学会)、『現代博物館論』(暁印書館)、『相州の海士』(神奈川県教育委員会)ほか。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 はじめに

第一部 蜑人伝統の民俗学的研究

 第一章 蜑人の研究史
 第二章 蜑人の史的伝統
 第三章 蜑人の民族的伝統
 第四章 蜑人の伝統的生活と文化
 第五章 蜑人の物質文化的側面
 第六章 日本の蜑人と風土

第二部 蜑人の伝統的存在形態に関する実証的調査と研究

 第一章 南西諸島地域における裸潜水漁の伝統的存在形態
 第二章 日本海流(黒潮)の影響をうける地域の裸潜水漁の伝統的存在形態
 第三章 対馬海流の影響をうける地域の裸潜水漁の伝統的存在形態
 第四章 日本周辺地域における裸潜水漁の伝統的存在形態

 参考文献・引用文献
 あとがき