平等思想、奢侈批判、財産否定論、博愛主義など、近代社会主義の先行的表現を、フランス大革命前の作品群から蒐集し考察した〈十八世紀思想史〉の辞書的基本文献。
野沢 協(ノザワ キョウ)
1930年神奈川県に生まる。1953年東大仏文科卒。フランス思想史を専攻。現在、東京都立大学教授。主要訳書:クリジェル『インターナショナルの歴史』(1965年、白水社、共訳)、ドルバック『キリスト教暴露』(1968年、現代思潮社)、ドクフレ『革命と反革命』(1969年、白水社)、ドフラーヌ『フランスの左翼』(1972年、同)、ジェフロワ『幽閉者─ブランキ伝』(1973年、現代思潮社、共訳)、アザール『ヨーロッパ精神の危機』(1973年、法政大学出版局)、グレトゥイゼン『ブルジョワ精神の起源』(1974年、同)、『ディドロ著作集』(第1巻1976年;第2巻1980年、同、共訳)、シャトレ監修『啓蒙時代の哲学』(1976年、白水社、監訳)、『ピエール・ベール著作集』(第1巻1978年;第2巻1979年、法政大学出版局)、カスー『1848年──二月革命の精神史』(1979年、同、監訳)。
※上記内容は本書刊行時のものです。 口絵写真
凡例
十八世紀社会主義
まえがき
第一章 十八世紀社会主義
I 原因
II 主な性格
III 全体のスケッチ
第二章 十八世紀前半の社会主義
I 小説──ユートピア、『テレマックの冒険』
II 演劇
III 善良な未開人──グードヴィルとイエズス会の宣教師
IV 理論家
V サン=ピエール師
第三章 十八世紀前半の社会主義(つづき)
I メリエ
II モンテスキュー
III ダルジャンソン侯爵
第四章 モレリ
I 『バジリアード』
II 『自然の法典』
第五章 ルソー──その社会批判
I 人と作家
II 自然状態
III 所有権と不平等の起源
第六章 ルソー──その改革案
I モデル
II 所有権と国家
III 『政治経済論』
IV コルシカ、ポーランド等のための案
V 『新エロイーズ』の経済
第七章 ルソーの弟子たち
I レーナル
II メルシエ
III レティフ・ド・ラ・ブルトンヌ
第八章 マブリ
I 社会批判
II 改革プラン
第九章 百科全書派と哲学者(フイロゾーラ)
I ヴォルテール
II 百科全書派、ディドロ
III ダランベールとフリードリヒ大王
IV エルヴェシウス
V ドルバック
VI 哲学者──マルモンテル、シャトリュ、コンドルセ、サン=ランベール、コンディヤック
第十章 重農学派(エコノミスト)とのそ論敵
I 重農学派
II ランゲ
III ネッケル
IV 重農学派の群小の敵
V グラスランと累進税
第十一章 十八世紀における社会主義と博愛主義
I 組合プラン
II 共同体の計画
III 貧者の権利と国家の義務
IV キリスト教の説教者に見る社会主義
V 徴利の問題
第十二章 社会主義と文学
I 自然状態と善良な未開人
II 歴史
III 小説と演劇
IV 茶化した批判
第十三章 社会主義と文学(つづき)
I 所有の理論
II 社会批判
III 奢侈の問題
IV フリーメーソン、見神家、ドン・デシャン
第十四章 社会主義と刑事法規の改正問題
I ブリッソ・ド・ヴァルヴィル
II その競争者
第十五章 革命直前の文献に見る社会主義
I 穏健派
II 急進派
むすび
〈補論〉ユートピア社会主義
付属資料
訳註
人名解説
年表
訳者あとがき
補足文献
索引(人名・書名・事項・研究文献)
凡例
十八世紀社会主義
まえがき
第一章 十八世紀社会主義
I 原因
II 主な性格
III 全体のスケッチ
第二章 十八世紀前半の社会主義
I 小説──ユートピア、『テレマックの冒険』
II 演劇
III 善良な未開人──グードヴィルとイエズス会の宣教師
IV 理論家
V サン=ピエール師
第三章 十八世紀前半の社会主義(つづき)
I メリエ
II モンテスキュー
III ダルジャンソン侯爵
第四章 モレリ
I 『バジリアード』
II 『自然の法典』
第五章 ルソー──その社会批判
I 人と作家
II 自然状態
III 所有権と不平等の起源
第六章 ルソー──その改革案
I モデル
II 所有権と国家
III 『政治経済論』
IV コルシカ、ポーランド等のための案
V 『新エロイーズ』の経済
第七章 ルソーの弟子たち
I レーナル
II メルシエ
III レティフ・ド・ラ・ブルトンヌ
第八章 マブリ
I 社会批判
II 改革プラン
第九章 百科全書派と哲学者(フイロゾーラ)
I ヴォルテール
II 百科全書派、ディドロ
III ダランベールとフリードリヒ大王
IV エルヴェシウス
V ドルバック
VI 哲学者──マルモンテル、シャトリュ、コンドルセ、サン=ランベール、コンディヤック
第十章 重農学派(エコノミスト)とのそ論敵
I 重農学派
II ランゲ
III ネッケル
IV 重農学派の群小の敵
V グラスランと累進税
第十一章 十八世紀における社会主義と博愛主義
I 組合プラン
II 共同体の計画
III 貧者の権利と国家の義務
IV キリスト教の説教者に見る社会主義
V 徴利の問題
第十二章 社会主義と文学
I 自然状態と善良な未開人
II 歴史
III 小説と演劇
IV 茶化した批判
第十三章 社会主義と文学(つづき)
I 所有の理論
II 社会批判
III 奢侈の問題
IV フリーメーソン、見神家、ドン・デシャン
第十四章 社会主義と刑事法規の改正問題
I ブリッソ・ド・ヴァルヴィル
II その競争者
第十五章 革命直前の文献に見る社会主義
I 穏健派
II 急進派
むすび
〈補論〉ユートピア社会主義
付属資料
訳註
人名解説
年表
訳者あとがき
補足文献
索引(人名・書名・事項・研究文献)