アメリカ演劇 31
エドワード・オールビー特集Ⅲ

A5判 / 104ページ / 並製 / 価格 1,650円 (消費税 150円) 
ISBN978-4-588-99770-9 C0074 [2020年06月 刊行]

内容紹介

20世紀アメリカ演劇を代表する作家(1928–2016)をめぐる三たびの特集。貴志雅之「ポストヒューマン・エコロジーに向けて」、古木圭子「エドワード・オールビーとテネシー・ウィリアムズの戯曲にみる劇的戦略としてのキャンプ」、黒田絵美子「自己を演出するオニールの主人公たち」、大森裕二「アドニスの園と失われた緑の世界」ほかを収録。

目次

論文
ポストヒューマン・エコロジーに向けて
『海の風景』における種間遭遇 【貴志雅之】

エドワード・オールビーとテネシー・ウィリアムズの戯曲にみる劇的戦略としてのキャンプ 【古木圭子】

自己を演出するオニールの主人公たち──『ヒューイ』を中心に 【黒田絵美子】

アドニスの園と失われた緑の世界──オニールの都市表象 【大森裕二】

劇評
テネシー・ウィリアムズ『男が死ぬ日』 【舌津智之】

デヴィッド・リンゼイ=アベアー『グッドピープル』 【児嶋一男】

『オクラホマ!』/ジェレミー・O・ハリス『奴隷劇』 【藤田淳志】

書評
マシュー・ルダネ
『エドワード・オールビー──批評概説』 【西村瑠里子】

スーザン=ロリ・パークス
『最初の一〇〇日に対する一〇〇の劇』 【中山大輝】

[執筆者紹介]
貴志雅之(大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻教授)
古木圭子(京都先端科学大学経済経営学部教授)
黒田絵美子(中央大学総合政策学部教授)
大森裕二(拓殖大学工学部准教授)
舌津智之(立教大学文学部文学科英米文学専修教授)
児嶋一男(獨協大学外国語学部英語学科教授)
藤田淳志(愛知学院大学教養部准教授)
西村瑠里子(大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程1年)
中山大輝(奈良工業高等専門学校一般教科助教)