叢書・ウニベルシタス 932
啓蒙・革命・ロマン主義
近代ドイツ政治思想の起源 1790-1800
ISBN978-4-588-00932-7 C1310 [2010年03月 刊行]
フレデリック・C.バイザー(バイザー、C、フレデリック)
1949年に生まれる.オックスフォード大学でチャールズ・テイラーの指導のもとに,ヘーゲル『精神現象学』の起源に関する博士論文『現象学の精神』(The Spirit of the Phenomenology, 1981)により学位を得た.1991年からインディアナ大学哲学助教授,2001年からはシラキューズ大学で哲学教授を務める.本書のほか,『理性の運命』(The Fate of Reason, 1987),『理性の主権』(The Sovereignty of Reason, 1996),『ドイツ観念論』(German Idealism, 2002, 2008),『ロマン的規範』(The Romantic Imperative, 2003),『哲学者としてのシラー』(Schiller as Philosopher, 2005),『ヘーゲル』(Hegel, 2005)の著書がある.
杉田 孝夫(スギタ タカオ)
1951年岩手県に生まれる.山形大学人文学部卒業.東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了.東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学.現在,お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授.専攻:西洋政治思想史・比較家族思想史・政治理論(生活政治学).著書(共著)に,『現代世界と国民国家の将来』(御茶の水書房,1990年),『高学歴時代の女性──大学からのメッセージ』(有斐閣,1996年),訳書(共訳)に,C. A.リーズ『政治の世界──理論・思想・制度・国際』(御茶の水書房,1987年),Q.スキナー『思想史とはなにか──意味とコンテクスト』(岩波書店,1990年,1999年),『フィヒテ全集 第6巻 自然法論』(晢書房,1995年),『同 第21巻 社会哲学講義』(同,2009年),その他がある.
※上記内容は本書刊行時のものです。