叢書・ウニベルシタス 76
文明化の過程・下 〈改装版〉
社会の変遷/文明化の理論のための見取図

四六判 / 502ページ / 上製 / 価格 5,280円 (消費税 480円) 
ISBN978-4-588-09927-4 C1336 [2010年10月 刊行]

内容紹介

心理的自己抑制の深化・拡大を主旋律とする文明化の波動が、人間相互・諸階級間の経済的・政治的重層構造=織物としての社会の変遷といかに関連するかを考察する。

著訳者プロフィール

ノルベルト・エリアス(エリアス,N.)

1897年ブレスラウ(現ポーランド)生まれのユダヤ系ドイツ人の社会学者.ブレスラウ,フライブルク,ハイデルベルクの各大学で医学・哲学・心理学を修め,ヤスパース,フッサールらに学ぶ.フランクフルト大学で教鞭をとった後,パリ,ロンドンで教職につき,ガーナ大学教授もつとめた.フランクフルト大学名誉教授.1977年に第1回アドルノ賞を受賞.1990年死去.主著である『文明化の過程』,『宮廷社会』のほか,『死にゆく者の孤独』,『社会学とは何か』,『モーツァルト』,『ドイツ人論』など,多くが邦訳されている(いずれも法政大学出版局刊).

波田 節夫(ハタセツオ)

1957年東京大学大学院修士課程修了.大阪大学名誉教授.文学博士(大阪大学).

溝辺 敬一(ミゾベケイイチ)

1965年大阪市立大学大学院修士課程修了.大阪大学名誉教授.

羽田 洋(ハダヒロシ)

1948年東京大学文学部独文科卒業.大阪大学名誉教授.1993年歿.

藤平 浩之(トウヘイヒロユキ)

1961年大阪大学大学院修士課程修了.大阪大学名誉教授.

※上記内容は本書刊行時のものです。