カントが生涯を過ごしたケーニヒスベルクを中心に、その思想形成における歴史的・地理的環境を克明にたどりなおすとともに、同時代人の証言を総合して大思想家の全体像を探る。ヘルダー、フィヒテ、ゲーテ、トルストイ、ドストエフスキー等との知られざる交流をも描く古典的伝記。
A.グリガ(グリガ アルセニイ)
(Arsenij Gulyga)
1921–1996年。哲学博士。ソ連科学アカデミー哲学研究所員。作家同盟会員。主要著書:『ドイツ唯物論史から』(1962)、『ヘルダー』(1963)、『ヘーゲル』(1970)、『歴史の美学』(1974)、『歴史の芸術』(1980)。
西牟田 久雄(ニシムタ ヒサオ)
1922–2010年。東京教育大学文学部哲学科卒業。元東京電機大学教授。主要訳書:プレハーノフ『歴史における個人の役割』、ソ連科学アカデミー哲学研究所編『社会主義と個人』、マクレラン『マルクス主義以前のマルクス』。専攻:ロシア思想史。
浜田 義文(ハマダ ヨシフミ)
1922–2004年。東京大学法学部政治学科卒業。東京大学文学部倫理学科卒業。法政大学名誉教授。主要著訳書:『若きカントの思想形成』、『カント倫理学の成立』、『カント哲学の諸相』。訳書:マックス・シェーラー『羞恥と羞恥心』(シェーラー著作集第15巻)、H.アーレント『カント政治哲学の講義』(監訳)、R.ベイナー『政治的判断力』(監訳)、専攻:西洋近世哲学。
※上記内容は本書刊行時のものです。凡例
日本語版序文
著者略歴
まえがき
第一章 啓蒙主義の果実
第二章 「私は人間を尊敬することを学ぶ」
第三章 理性の自己批判
第四章 人格性の理念
第五章 真・善・美
第六章 希望としての信仰および愛
第七章 永遠平和のために
結語に代えて
注
〈付録〉タントゥ・カンティアーナの運命について
(ストロヴィッチ/西牟田久雄訳)
カントとリガ市周辺──解説にかえて(浜田義文)
訳者あとがき
人名索引
年譜
日本語版序文
著者略歴
まえがき
第一章 啓蒙主義の果実
第二章 「私は人間を尊敬することを学ぶ」
第三章 理性の自己批判
第四章 人格性の理念
第五章 真・善・美
第六章 希望としての信仰および愛
第七章 永遠平和のために
結語に代えて
注
〈付録〉タントゥ・カンティアーナの運命について
(ストロヴィッチ/西牟田久雄訳)
カントとリガ市周辺──解説にかえて(浜田義文)
訳者あとがき
人名索引
年譜