叢書・ウニベルシタス 252
知覚の本性 〈新装版〉
初期論文集
M.メルロ=ポンティ:著, 加賀野井 秀一:訳
四六判 / 158ページ / 上製 / 価格 2,200円 (消費税 200円)
ISBN978-4-588-14019-8 C1310 [2015年06月 刊行]
ISBN978-4-588-14019-8 C1310 [2015年06月 刊行]
ベルクソン、フッサール、ハイデガー、サルトル等の影響の下に哲学・心理学の根本的変革をめざして現象学とゲシュタルト心理学に取り組み、大著『知覚の現象学』に結実するまでの貴重な初期作品を収め、主知主義・経験主義批判の思想の生成過程を跡づける。
M.メルロ=ポンティ(メルロ ポンティ モーリス)
(Maurice Merleau-Ponty)
1908年生まれ。エコール・ノルマル卒業後、多くのリセーで教えるとともに、エコール・ノルマルでも教壇に立つ。戦後リヨン大学、ソルボンヌ教授を経て、1952年コレージュ・ド・フランス教授となる。1945年サルトルとともに雑誌『現代』を主宰し、実存主義の運動を理論的に指導したが、1952年サルトルと決裂し同誌を去る。1961年不慮の死。著書に『行動の構造』(1942)、『知覚の現象学』(1945)、『ヒューマニズムとテロル』(1947)、『意味と無意味』(1948)、『哲学への讃辞』(1953)、『弁証法の冒険』(1955)、『シーニュ』(1960)、『眼と精神』(1963-4)、『見えるものと見えざるもの』(1964)などがある。
加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年生まれ。中央大学理工学部教授。フランス文学・思想専攻。著書:『メルロ=ポンティと言語』、『20世紀言語学入門』、『日本語の復権』、『知の教科書 ソシュール』、『日本語を叱る!』、『メルロ=ポンティ 触発する思想』、『猟奇博物館へようこそ』ほか。訳書:ミシュレ『海』、ルピション『極限への航海』、プリエート『実践の記号学』(共訳)、メルロ=ポンティ『フッサール「幾何学の起源」講義』(共訳)、ドゥルーズ『哲学の教科書 ドゥルーズ初期』ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。知覚の本性に関する研究計画
知覚の本性
I 知覚の生理学と病理学
II 知覚の哲学
III 知覚の心理学
キリスト教とルサンチマン
『存在と所有』
J・P・サルトル著『想像力』
J・P・サルトル著『蝿』
実存の哲学
原註
訳註
解題
引用文献一覧
知覚の本性
I 知覚の生理学と病理学
II 知覚の哲学
III 知覚の心理学
キリスト教とルサンチマン
『存在と所有』
J・P・サルトル著『想像力』
J・P・サルトル著『蝿』
実存の哲学
原註
訳註
解題
引用文献一覧