叢書・ウニベルシタス 942
自動車と移動の社会学 〈新装版〉
オートモビリティーズ
ISBN978-4-588-14024-2 C1336 [2015年11月 刊行]
マイク・フェザーストン(フェザーストン マイク)
(Mike Featherstone)
1946年生まれ.ロンドン大学ゴールドスミス校教授.『理論・文化・社会』(Theory, Culture & Society)創刊編集者,『身体と社会』(Body & Society)編集長.専門は社会学,コミュニケーション研究.主著にConsumer Culture and Postmodernism, 1991 (2nd ed. 2007)(川崎賢一・小川葉子編著訳・池田緑訳『消費文化とポストモダニズム』恒星社厚生閣),Undoing Culture, 1995(西山哲郎・時安邦治訳『ほつれゆく文化』法政大学出版局)など.
ナイジェル・スリフト(スリフト ナイジェル)
(Nigel Thrift)
1949年生まれ.ウォーリック大学副学長,ブリストル大学名誉教授.専門は人文地理学.主著にSpatial Formations, 1996, Knowing Capitalism, 2005, Non-Representational Theory, 2007(いずれも未邦訳)など.
ジョン・アーリ(アーリ ジョン)
(John Urry)
1946年生まれ.ランカスター大学特別教授.専門は社会学.主著にThe Anatomy of Capitalist Societies, 1981(清野正義監訳『経済・市民社会・国家』法律文化社),The Tourist Gaze, 1990(加太宏邦訳『観光のまなざし』,増補改訂版:J.ラースンと共著,法政大学出版局),Consuming Places, 1995(吉原直樹・大澤善信監訳『場所を消費する』法政大学出版局),Sociology beyond Societies, 2000(吉原直樹監訳『社会を越える社会学』法政大学出版局),Global Complexity, 2003(吉原直樹監訳『グローバルな複雑性』法政大学出版局)など.
近森 高明(チカモリ タカアキ)
1974年生まれ.2002年,京都大学大学院文学研究科博士後期課程(社会学専攻)研究指導認定退学.京都大学博士(文学).日本学術振興会特別研究員,日本女子大学人間社会学部講師を経て,2011年より慶應義塾大学文学部准教授.専攻は文化社会学,都市社会学.著書に『ベンヤミンの迷宮都市──都市のモダニティと陶酔経験』(世界思想社,2007年),共編著に『無印都市の社会学──どこにでもある日常空間をフィールドワークする』(工藤保則と共編,法律文化社,2013年),『都市のリアル』(吉原直樹と共編,有斐閣,2013年), 主要論文に「街路空間における〈光〉の管理化──1920年代後半日本における街路照明の問題化」(『社会学評論』第55巻4号,2005年)など.
※上記内容は本書刊行時のものです。*マイク・フェザーストン
自動車移動の「システム」
*ジョン・アーリ
都市をドライブする
*ナイジェル・スリフト
運転者 - 自動車
*ティム・ダント
移動性と安全性
*イェルク・ベックマン
◉自動車移動とナショナル・アイデンティティ
表象、地理、運転の実践
*ティム・エデンサー
◉自動車とネーション
戦間期におけるイギリスとドイツの自動車移動観
*ルディ・コーシャ
◉ドライブの場所
マルク・オジェ、非 - 場所、イギリスのM1高速道路の地理
*ピーター・メリマン
◉自動車の三つの時代
自動車の文化的論理
*デイヴィッド・ガートマン
◉オート・クチュール(Auto Couture)
戦後フランスの自動車を考える
*デイヴィッド・イングリス
◉自動車が動かす感情
自動車を感じること
*ミミ・シェラー
自動車移動とサウンドの力
*マイケル・ブル
高速道路でオフィスワークをする
*エリック・ロリエ
〔解説〕 移動研究のフロンティア
*吉原直樹
訳者あとがき