J.デリダ(デリダ ジャック)
(Jacques Derrida)
1930-2004年。アルジェリア生まれ。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学講師を経て、1984年社会科学高等研究院教授に就任。1983年に設立された国際哲学コレージュでは初代議長を務めた。著書に『エクリチュールと差異』『散種』『絵画における真理』『法の力』『他者の言語』『アーカイヴの病』『シニェポンジュ』『哲学の余白』『有限責任会社』『ユリシーズ グラモフォン』『翻訳そして/あるいはパフォーマティヴ』(以上、法政大学出版局)、『グラマトロジーについて』(現代思潮新社)、『声と現象』『死を与える』『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(以上、筑摩書房)、『他の岬』『哲学への権利』『生きることを学ぶ、終に』(以上、みすず書房)、『ポジシオン』(青土社)、『信と知』(未來社)、『プシュケー』(岩波書店)、『ジャック・デリダ講義録』(白水社)などがある。
高橋 哲哉(タカハ シテツヤ)
1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。同大学院哲学専攻博士課程単位取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書:『逆光のロゴス』(未來社)、『記憶のエチカ』(岩波書店)、『デリダ』『戦後責任論』(以上、講談社)ほか。訳書:デリダ『他の岬』(共訳、みすず書房)、マラブー編『デリダと肯定の思考』(共監訳、未來社)ほか。
増田 一夫(マスダ カズオ)
1954年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。同大学大学院仏語仏文学専攻博士課程単位取得。現在、東京大学名誉教授。著書:『共にあることの哲学と現実』(共著・書誌心水)、『デリダと死刑を考える』(共著・白水社)。訳書:デリダ『マルクスの亡霊たち』(藤原書店)、『宗教事象事典』(編訳、みすず書房)、『ミシェル・フーコー思考集成8 政治・友愛』(編訳、筑摩書房)ほか。
宮﨑 裕助(ミヤザキ ユウスケ)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。現在、新潟大学人文学部准教授。著書:『ジャック・デリダ──死後の生を与える』(岩波書店)、『判断と崇高──カント美学のポリティクス』(知泉書館)ほか。訳書:ガシェ『脱構築の力』(編訳、月曜社)、デリダ『哲学への権利2』(共訳、みすず書房)、ド・マン『盲目と洞察』(共訳、月曜社)。
※上記内容は本書刊行時のものです。英語版まえがき(ジェラルド・グラフ)
署名 出来事 コンテクスト
J・R・サール「差異ふたたび──デリダへの反論」(ジェラルド・グラフによる要約)
有限責任会社abc…
後記 討議の倫理にむけて
訳者あとがき
新装版への追記