叢書・ウニベルシタス 911
フランスの現象学〈新装版〉
ISBN978-4-588-14081-5 C1310 [2024年01月 刊行]
ベルンハルト・ヴァルデンフェルス(ヴァルデンフェルス,ベルンハルト)
ベルンハルト・ヴァルデンフェルス(Bernhard Waldenfels)
1934年生。ドイツの代表的な現象学者。ミュンヘン大学で哲学の学位・教授資格を取得。1976年から99年までボーフム大学の教授を務める。邦訳されている主な著作には、『行動の空間』(新田義弘ほか訳、白水社)、『講義・身体の現象学──身体という自己』(山口一郎、鷲田清一監訳、知泉書館)などがある。また編著に『現象学とマルクス主義I・II』(新田義弘ほか訳、白水社)がある。
佐藤 真理人(サトウ マリト)
佐藤 真理人(サトウ マリト)
1948年生。早稲田大学哲学専攻博士課程修了。早稲田大学名誉教授。著書に『概説西洋哲学史』(共著、ミネルヴァ書房)、レヴィナス『実存の発見』(共訳、法政大学出版局)など。
阿部 文彦(アベ フミヒコ)
阿部 文彦(アベ フミヒコ)
1955年生。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。早稲田大学、明治学院大学非常勤講師。訳書にミシェル・アンリ『現出の本質』(共訳、法政大学出版局)など。
河合 孝昭(カワイ タカアキ)
河合 孝昭(カワイ タカアキ)
1969年生。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。鎌倉女子大学教育学部准教授。訳書にヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』など。
澤里 岳史(サワサト タケシ)
澤里 岳史(サワサト タケシ)
1968–2016。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。共訳書にバリバール『真理の場所/真理の名前』(法政大学出版局)、アガンベンほか『民主主義は、いま?』(以文社)など。
田口 茂(タグチ シゲル)
田口 茂(タグチ シゲル)
1967年生。ヴッパタール大学博士課程修了。北海道大学大学院文学研究院教授。著書にDas Problem des ,Ur-Ich’bei Edmund Husserl(Springer)、『現象学という思考』(筑摩書房)など。
田辺 秋守(タネベ シュウジ)
田辺 秋守(タネベ シュウジ)
1960年生。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。日本映画大学教授。著書に『ビフォア・セオリー』(慶應義塾大学出版会)、『よくわかる倫理』(共著、学研教育出版)など。
谷崎 秋彦(タニザキ アキヒコ)
谷崎 秋彦(タニザキ アキヒコ)
1956年生。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。早稲田大学ほかで非常勤講師。訳書にシルヴィオ・ヴィエッタ『ハイデガー:ナチズム/技術』(文化書房博文社)など。
野内 聡(ノウチ サトシ)
野内 聡(ノウチ サトシ)
1971年生。早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学。東京電機大学ほか非常勤講師。共編著書に『交域する哲学』(月曜社)など。
序 言
緒 言
第一章 成立と定着
第二章 ジャン= ポール・サルトル
──無条件的自由
第三章 モーリス・メルロ= ポンティ
──受肉せる意味
第四章 エマニュエル・レヴィナス
──第一哲学としての倫理
第五章 ポール・リクール──解釈の迂回路
第六章 特殊な影響諸領野
第七章 抗争する現象学
著者紹介
監訳者あとがき
参考文献
原 注
人名索引