ものと人間の文化史 53-Ⅲ
森林 Ⅲ

四六判 / 302ページ / 上製 / 価格 3,520円 (消費税 320円) 
ISBN978-4-588-20533-0(4-588-20533-1) C0320 [2000年04月 刊行]

内容紹介

地球規模で進行しつつある森林破壊の現状を実地に見聞し,森と人間とのかかわりの歴史を振り返りながら,森と人とが共存してきた日本の伝統的自然観を見なおす。

目次

  序にかえて

Ⅰ 海外森林の旅
  熱帯雨林にて
  タイの森林
  砂漠の国にて
  シベリアの森林
  草原の旅
  カナディアン・ロッキーにて
  フィンランドの森林

Ⅱ 森林・生態学・林業
  森林と林業を考える
  環境問題と開発
  自然と人々
  緑をふやそう
  自然について
  気象災害について
  子供と自然
  自然保護について
  オリジナリティについて
  長野営林局紀行

Ⅲ 森林・環境・樹木
  ブナ林の保続を考える
  京都の緑のなかの糺の森
  オリンピック・オーク
  エゾシカの捕獲問題
  イネ科(禾本科)植物の稈のパルプ化について
  都市の自然
  森林と孤立木
  林業用種苗の産地問題について
  外国樹種導入をめぐって
  故郷山科の記憶
  室町時代と農林業

Ⅳ 割箸をなくせば森林を救えるか(講演録)

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