ものと人間の文化史 80
パン

四六判 / 260ページ / 上製 / 価格 3,080円 (消費税 280円) 
ISBN978-4-588-20801-0(4-588-20801-2) C0320 [1996年05月 刊行]

内容紹介

古代オリエントに起ったパン食文化が中国・朝鮮を経て弥生時代の日本に伝えられたことを史料と伝承をもとに解明し,わが国パン食文化2000年の足跡を描き出す。

目次

はじめに

第1章 パンは神代に伝来した

第2章 麺から餅への変遷

第3章 文献にみる古代中国のパン

第4章 東アジア風パン食の起源

第5章 オリエントから倭人の島への道

第6章 弥生時代に伝来した胡餅文化

第7章 古代パン食文化の種々相

第8章 善哉餅の古名は神在餅

第9章 碾磑と胡餅の伝来事情

第10章 イランのパンが煎餅に化ける

第11章 多様化した唐菓子文化

第12章 唐菓子から点心・茶の子文化へ

第13章 南蛮交易と西洋パン

第14章 近代日本のパンの黎明期

第15章 パンと軍隊・ホテル・学校

第16章 戦争とパンの深いつながり

第17章 米ばなれからパンばなれへ