ものと人間の文化史 98
丸木舟(まるきぶね)

四六判 / 322ページ / 上製 / 価格 3,630円 (消費税 330円) 
ISBN978-4-588-20981-9(4-588-20981-7) C0320 [2001年01月 刊行]

内容紹介

山の民,川の民,海の民が暮らしの中で丸木舟をどのように利用してきたか,その技術と民俗をたどり,列島の舟の文化を隣接アジアとのつながりにおいて考察する。

目次

はじめに――本書のねらい

第Ⅰ部 多様な丸木舟――その種類・分類・分布

第一章 丸木舟の分類と分布

第二章 丸木舟の種類と分布

第三章 丸木舟からとらえた列島の諸領域

第Ⅱ部 列島各地の丸木舟

第一章 北方の系譜――イタオマイブ・ムダマ造り

第二章 南方の系譜――サバニ・クリブニ

第三章 九州本島の前後継ぎ丸木舟

第四章 ボウチョウ型丸木舟の系譜――モロタ・マルコ・ボウチョウ・マルタ

第五章 若狭湾以東のドブネ型丸木舟――トモブト・コチブネ・そしてカタブネ

第六章 川と丸木舟

第七章 日本の丸木舟

文 献

おわりに

書評掲載

「水の文化」(2016年10月No.45/古賀邦雄氏・評)にて紹介されました。