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日本文化論
ものと人間の文化史
ものと人間の文化史 144
熊(くま)
赤羽 正春
:著
四六判 / 384ページ / 上製 / 価格 3,850円 (消費税 350円)
ISBN978-4-588-21441-7 C0320 [2008年09月 刊行]
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かつて熊は神であった。人の規範として見習うべき聖獣であり、大自然を象徴する生き物として里人に認知されてきた。本書は、狩人たちからの聞き書きをもとに、彼らの執行する儀礼を通して、母系、トーテム、熊の供犠を大陸との繋がりで考察し、人が熊に投影してきたものは何かを明らかにして、熊と人との精神史的関係を描く。熊を通して人間の生存可能性にも及ぶユニークな動物文化史・自然論。
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