衣風土記 II

四六判 / ページ / 上製 / 価格 2,750円 (消費税 250円) 
ISBN978-4-588-30042-4(4-588-30042-3) C0021 [2006年10月 刊行]

内容紹介

本巻は山形・福島・山梨・長野篇を収録。農作業から肌を守った庄内のハンコタンナ(半こ手綱)、紅花大尽・鈴木清風の男伊達、信夫の里のもぢずり石、絹の町・川俣の全盛時代、河口湖・浅間神社に機織神として祀られた徐福、松代の糸とり工女たち、修那羅峠の蚕神など、衣服の原点をもとめて歴史を遡り、神話・伝説を紹介し、土地の人々からも忘れ去られたゆかりの寺社をめぐる。

著訳者プロフィール

松岡 未紗(マツオカ ミサ)

きもの研究家・収集家,エッセイスト.1980年〜87年まで,業界誌『きものと経営』に本書のもととなった「きもの風土記」を連載.また,名古屋市教育委員会による調査をはじめ,国内外の民族調査に衣服担当として参加している.1995年,所蔵する藍染めの古代裂を一宮市博物館の企画展「藍華やぐ」に出品,同展図録の監修も務めた.2005年には岐阜市歴史博物館の特別展に自身の1500点を超えるコレクションの中から400点を出品し,同博物館との共編著による『JAPAN BLUE 藍染めの美』(岐阜新聞社刊)を上梓した.このほか,『呉服手帳』(PR現代),『藍むかしむかし物語』(絵本,中部伝統工芸会),『きもの浪漫伝説』(PR現代)などの著書がある.

※上記内容は本書刊行時のものです。