ジョン・ルカーチ(ルカーチ,ジョン)
1924年ハンガリー生まれ。1946年、共産化するハンガリーを離れ、アメリカに移住する。1947~94年までチェスナット・ヒル・カレッジ(Chestnut Hill College)歴史学部で教鞭をとったほか、ジョンズ・ホプキンス大学、コロンビア大学、プリンストン大学などの客員教授を務めた。30冊を超える著書があるが、邦訳書として、『大過渡期の現代』(救仁郷繁訳、ぺりかん社、1978年)、『ブダペストの世紀末』(早稲田みか訳、白水社、1991年)、『ヒトラー対チャーチル』(秋津信訳、共同通信社、1995年)がある。また、近著には、Churchill: Visionary, Statesmen, Historian (New Haven, Conn.: Yale University Press, 2004), June 1941: Hitler and Stalin (Yale UP, 2006), The Legacy of the Second World War (Yale UP, 2010), The Future of History (Yale UP, 2011) などがある。
菅 英輝(カン ヒデキ)
1942年生まれ。現在、西南女学院大学人文学部教授。専攻はアメリカ外交史、国際関係論。主な著書に、『アメリカの世界戦略――戦争はどう利用されるのか』(中公新書、2008年)、『東アジアの歴史摩擦と和解可能性――冷戦後の国際秩序と歴史認識をめぐる諸問題』(編著、凱風社、2011年)、『冷戦史の再検討――変容する秩序と冷戦の終焉』(編著、法政大学出版局、2010年)、『アメリカの戦争と世界秩序』(編著、同、2008年)、『21世紀の安全保障と日米安保体制』(共編著、ミネルヴァ書房、2005年)、『アメリカ20世紀史』(共著、東京大学出版会、2003年)、ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。2 国務省外交局の時代
3 アメリカ丸のブリッジに立つ一等航海士
4 ワシントンからプリンストンへ
5 アメリカの良心
6 歴史家
7 哲学、宗教・追憶・晩年
註記
付録―二つの最良のとき
さらなる研究のための提言
訳者解説
索引