1920年代のパリに生きた作家・芸術家群像を鮮やかに描き,官能の街モンパルナスに漂うリキュールの香り,タバコやビールの匂いまでを生き生きと伝える小説的自伝。
J.グラスコー(グラスコー,J.)
カナダの詩人・小説家.1909年モントリオールに生まれる.青春時代に訪れたパリでの生活を回想した代表作Memoirs of Montparnasse(本書)のほか,Deficit Made Flesh (1958), A Point of Sky (64), Selected Poems (71), Montreal (73)などの詩集,The Fatal Womanをはじめ3編の中編小説がある.カナダのフランス系詩人の作品の英訳にも携わった.1981年没.
工藤 政司(クドウマサシ)
1931年に生まれる.弘前大学文理学部卒業.東京国際大学教授等を歴任.訳書に,ダイアモンド『老人ホームの錬金術』,ジョーダン『女性と信用取引』,カス『飢えたる魂』(共訳),アルヴァレズ『夜』,スタイナー『真の存在』,シンガー『愛の探究』『人生の意味』,ハリスン『買い物の社会史』,チュダコフ『年齢意識の社会学』(共訳),ヒューストン『白い夜明け』(以上,法政大学出版局),オースティン『エマ・上下』,グレーヴズ『さらば古きものよ・上下』(以上,岩波文庫),スタイナー『G. スタイナー自伝』(みすず書房),ネルキン/リンディー『DNA伝説』(紀伊國屋書店),ディーネセン『不滅の物語』,フラー『巡礼たちが消えていく』(以上,国書刊行会),ショー『乱れた大気』(マガジンハウス),同『ローマは光の中に』(講談社文庫),その他がある.
※上記内容は本書刊行時のものです。 写 真 巻頭(3)
謝 辞(マイケル・ナロウスキ) *iii*
芸術のための虚構
──『モンパナスの思い出』の誕生について(マイケル・ナロウスキ) *v*
ジョン・グラスコーのこと(レオン・エーデル) *xxvii*
序に代えて *xxxiii*
モンパルナスの思い出 *1*
あとがき *317*
訳者あとがき *319*
場 所 巻末(63)
人 物 巻末(20)
編 注 巻末(1)
謝 辞(マイケル・ナロウスキ) *iii*
芸術のための虚構
──『モンパナスの思い出』の誕生について(マイケル・ナロウスキ) *v*
ジョン・グラスコーのこと(レオン・エーデル) *xxvii*
序に代えて *xxxiii*
モンパルナスの思い出 *1*
あとがき *317*
訳者あとがき *319*
場 所 巻末(63)
人 物 巻末(20)
編 注 巻末(1)