農村型社会の国家統治から都市型社会での市民自治へ──。大衆社会論をもって論壇に登場し、ナショナルミニマムに対する、政策・制度設計の日常化を契機としたシビルミニマムを提言した編著者の対話集。1950年代から今日まで、一貫して取り組んできた「自治体改革」の歴史と基本的理念、今に残された課題を対話によって平易に語り、補論では政権交代の意味、民主党政権の問題点にもおよぶ。〔政治思想・都市政策〕
松下 圭一(マツシタ ケイイチ)
1929年福井県に生まれる.現在,法政大学名誉教授.元日本政治学会理事長,元日本公共政策学会会長.
著書:『市民政治理論の形成』『現代政治の条件』『現代日本の政治的構成』『戦後民主主義の展望』『現代政治学』『シビル・ミニマムの思想』『都市政策を考える』『現代婦人問題入門(編)』『市民参加(編)』『市民自治の憲法理論』『新政治考』『職員参加(編)』『市民自治の政策構想』『都市文化をデザインする(編)』『市民文化は可能か』『社会教育の終焉』『ロック「市民政府論」を読む』『自治体の国際政策(編)』『都市型社会の自治』『昭和後期の争点と政治』『政策型思考と政治』『戦後政治の歴史と思想』『現代政治の基礎理論』『日本の自治・分権』『政治・行政の考え方』『自治体は変わるか』『都市型社会と防衛論争』『戦後政党の発想と文脈』『自治体再構築』『転型期日本の政治と文化』『現代政治*発想と回想』『国会内閣制の基礎理論』『自治体改革*歴史と対話(本書)』など.
1 自治の歩みと自治体再構築[+今井 照]
2 政治・行政理論を変える[+川島正英・池田克樹]
*
3 自治体改革・その発想のころ
4 革新自治体と現代都市政策[+中嶌いづみ]
5 市民活動の出発と運動論理[+和田安希代・米倉克良]
6 二〇〇〇年代の自治体計画[+中嶌いづみ・友岡一郎]
7 なぜ、基本条例を制定するのか
8 市民が自治体をつくる[+大矢野修]
*
9 市民・自治体・政治
〔補論〕《自治体改革》をふりかえって
2 政治・行政理論を変える[+川島正英・池田克樹]
*
3 自治体改革・その発想のころ
4 革新自治体と現代都市政策[+中嶌いづみ]
5 市民活動の出発と運動論理[+和田安希代・米倉克良]
6 二〇〇〇年代の自治体計画[+中嶌いづみ・友岡一郎]
7 なぜ、基本条例を制定するのか
8 市民が自治体をつくる[+大矢野修]
*
9 市民・自治体・政治
〔補論〕《自治体改革》をふりかえって