経済学の学問的確立をめざし,『資本論』研究一筋に歩んできた著者の自伝。上巻は,はじめて『資本論』を読んだ学生時代から労農派教授グループ事件までを語る。
宇野 弘蔵(ウノ コウゾウ)
1897年倉敷に生まれる。東京帝国大学経済学部卒業後,ドイツに留学。帰国後,東北帝国大学助教授。1938年人民戦線事件に連坐。日本貿易研究所,三菱経済研究所勤務を経て,戦後東京大学社会科学研究所教授,法政大学教授を歴任。1977年死去。『宇野弘蔵著作集』(全11巻,岩波書店),『恐慌論』『経済原論』(岩波文庫),『資本論に学ぶ』『社会科学としての経済学』(ちくま学芸文庫)ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。はしがき
第一章 社会主義を知る
第二章 高校、大学の学生として
第三章 大原研究所
第四章 はじめて『資本論』を読む
第五章 『資本論』研究の第一歩
第六章 『資本論』第二巻に学ぶ
第七章 『資本論』の難問
第八章 経済政策論の体系化
第九章 東北大学の先生、友人、学生
第十章 いわゆる労農派教授グループ事件
第一章 社会主義を知る
第二章 高校、大学の学生として
第三章 大原研究所
第四章 はじめて『資本論』を読む
第五章 『資本論』研究の第一歩
第六章 『資本論』第二巻に学ぶ
第七章 『資本論』の難問
第八章 経済政策論の体系化
第九章 東北大学の先生、友人、学生
第十章 いわゆる労農派教授グループ事件