戦後から現在に至る学校の人間形成力を取りだし、今日の教育的状況を原点に立ち戻って批判的に検討しつつ、その組替えの方策を探り、新たな創造への道案内を示す。
佐貫 浩(サヌキ ヒロシ)
1946年、兵庫県篠山市生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て現在法政大学キャリアデザイン学部教授。教育科学研究会に所属。専攻領域=教育政策論/平和教育学/社会科教育/教育課程論。主要著書=『平和を創る教育』新日本出版社,1994年/『「自由主義史観」批判と平和教育の方法』新日本出版社、1999年/『知的探究の自由』教育史料出版会、2000年/『イギリスの教育と日本』高文研、2002年/『新自由主義と教育改革』旬報社、2003年。
※上記内容は本書刊行時のものです。 はじめに
序章 日本の学校はどういう人間を形成してきたか
第1部 学力と学習意欲
第1章 学習意欲
学習意欲に組み込まれた矛盾の構造
第2章 学力の構造
学力、習熟、基礎学力、学習の総合化
第2部 学校の転換
第3章 学校と人間形成の歴史
日本の学校はどんな人格を育ててきたか
第4章 学校の転換を──新しい教育課程創造の原理
ヒドゥン・カリキュラムとの対決
第5章 高校生の学習権宣言
大阪・私立千代田高校の生徒による学習観の転換
第3部 市民形成と教育
第6章 市民形成の教育
統治主体形成のための学習空間を考える
第7章 憲法学習の方法
憲法的原理に拠って生きる方法の教育
第8章 暴力と平和
平和教育の原理を考える
第9章 体罰と教育
子どもの内面と対話する教育を断念するもの
終章 国家と個人と教育
人間の自由と自立のための教育の論理
付 教育基本法
あとがき
注
索引
序章 日本の学校はどういう人間を形成してきたか
第1部 学力と学習意欲
第1章 学習意欲
学習意欲に組み込まれた矛盾の構造
第2章 学力の構造
学力、習熟、基礎学力、学習の総合化
第2部 学校の転換
第3章 学校と人間形成の歴史
日本の学校はどんな人格を育ててきたか
第4章 学校の転換を──新しい教育課程創造の原理
ヒドゥン・カリキュラムとの対決
第5章 高校生の学習権宣言
大阪・私立千代田高校の生徒による学習観の転換
第3部 市民形成と教育
第6章 市民形成の教育
統治主体形成のための学習空間を考える
第7章 憲法学習の方法
憲法的原理に拠って生きる方法の教育
第8章 暴力と平和
平和教育の原理を考える
第9章 体罰と教育
子どもの内面と対話する教育を断念するもの
終章 国家と個人と教育
人間の自由と自立のための教育の論理
付 教育基本法
あとがき
注
索引