アメリカ演劇 32
ミュージカル特集

A5判 / 108ページ / 並製 / 価格 1,650円 (消費税 150円) 
ISBN978-4-588-99771-6 C0074 [2021年09月 刊行]

内容紹介

アメリカにおけるミュージカル作品の文化的意義と歴史を読み解く特集。貴志雅之「心の病い、その脱スティグマ化に向けて」、辻佐保子「ミュージカルにおける「歌の不在」の機能と意義」、齊藤園子「「革命」の影響と変容」、村上陽香「完全形を描く」の諸論文、西村瑠里子「アメリカにおけるミュージカル年表」、劇評:古木圭子「サム・シェパード『心の嘘』」、佐藤里野「レオナルド・ガーシュ『バタフライはフリー』」を収録。

目次

論文
心の病い、その脱スティグマ化に向けて──二一世紀アメリカン・ミュージカルの一つの方向性 【貴志雅之】

ミュージカルにおける「歌の不在」の機能と意義──『オン・ザ・タウン』の劇作法について 【辻佐保子】

「革命」の影響と変容──ミュージカル『レ・ミゼラブル』の文化的アイデンティティに関わる一考察 【齊藤園子】

完全形を描く──『三人の背の高い女たち』に見る喪失、否定、人生の受容 【村上陽香】

年表
アメリカにおけるミュージカル年表 【西村瑠里子】

劇評
サム・シェパード『心の嘘』 【古木圭子】

レオナルド・ガーシュ『バタフライはフリー』 【佐藤里野】