叢書・ウニベルシタス 1176
イスラームにおける女性とジェンダー〈増補版〉
近代論争の歴史的根源
ISBN978-4-588-01176-4 C3336 [2024年08月 刊行]
ライラ・アハメド(アハメド ライラ)
ライラ・アハメド(Leila Ahmed)
エジプト生まれ, イギリスで大学教育を終え, アラブ首長国連邦, アメリカ合衆国で教鞭をとる。マサチューセッツ大学正教授,ハーバード大学神学部宗教学科女性学教授を経て,2020年よりハーバード大学神学部特別教授。主著に『イスラームにおける女性とジェンダー』(本書, 1992, 増補版2021), A Border Passage: From Cairo to America-A Woman's Journey(1999, 増補版2012),A Quiet Revolution: The Veil's Resurgence, from the Middle East to America(2011)など。
林 正雄(ハヤシ マサオ)
林 正雄(ハヤシ マサオ)
東京教育大学大学院文学研究科博士課程中退。英文学専攻。静岡大学名誉教授。論文:「ロレンスと自然」、「ハーディーのイエス像」ほか。
岡 真理(オカ マリ)
岡 真理(オカ マリ)
東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。現代アラブ文学、第三世界フェミニズム思想専攻。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書:『アラブ、祈りとしての文学』、『ガザに地下鉄が走る日』ほか。
本合 陽(ホンゴウ アキラ)
本合 陽(ホンゴウ アキラ)
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻、現在、東京女子大学教授。著書:『絨毯の下絵』、翻訳:ヴィダル『都市と柱』ほか。
熊谷 滋子(クマガイ シゲコ)
熊谷 滋子(クマガイ シゲコ)
津田塾大学大学院英文学研究科博士課程中退。社会言語学専攻。元静岡大学教授。論文:「女の文体の移り変わり」、「新聞の社会面をジェンダーで読む」ほか。
森野 和弥(モリノ カズヤ)
森野 和弥(モリノ カズヤ)
上智大学大学院文学研究科博士後期課程中退。身体文化論専攻。現在、静岡大学教授。論文:「きれいになる身体」、「The Body of a Salesman」ほか。
竹村 和朗(タケムラ カズアキ)
竹村 和朗(タケムラ カズアキ)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士。文化人類学,中東の法と社会。現在,高千穂大学准教授。著書:『現代エジプトの沙漠開発』,論文:「Squandering Marital Movables」ほか。
後藤 絵美(ゴトウ エミ)
後藤 絵美(ゴトウ エミ)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現代イスラーム研究,ジェンダー。現在, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。著書:『神のためにまとうヴェール』, 翻訳:アミーン『アラブの女性解放論』ほか。
謝辞
序文
第一部 イスラーム以前の中東
第一章 メソポタミア
第二章 地中海地域の中東世界
第二部 基礎となる言説
第三章 女性とイスラームの勃興
第四章 過渡期
第五章 入念な言説構築
第六章 中世イスラーム
第三部 新たな言説
第七章 社会的変化と知的変化
第八章 ヴェールに関する言説
第九章 最初のフェミニスト
第十章 さまざまな声
第十一章 未来に向けての闘い
結論
訳者あとがき:林正雄
解説:後藤絵美
原註
索引