ものと人間の文化史 97
鰹節(かつおぶし)

四六判 / 380ページ / 上製 / 価格 3,740円 (消費税 340円) 
ISBN978-4-588-20971-0(4-588-20971-X) C0320 [2000年11月 刊行]

内容紹介

黒潮の恵み・カツオの漁法から鰹節の製法,商品としての流通までを歴史的に展望し,この日本的な食材の秘密を探るとともに,そのルーツをモルジブ諸島に発見する。

目次

第一章 日本的なる魚――カツオ

第二章 鰹節を語る

第三章 カツオの文字と呼び名のいわれ

第四章 先史時代のカツオ列島

第五章 古代人のカツオ

第六章 鰹節の誕生

第七章 紀州のカツオ漁法が全国へ

第八章 鰹節、江戸の優良商品となる

第九章 江戸っ子の初鰹

第十章 黒潮流域沿岸に鰹節産地出現

あとがき