日本原産の椿は、意外にも平安時代までは花木として愛好されることは少なかった。ところが近世初期になると、本草書の刊行や栽培・育種技術の飛躍的発展によって空前の大ブームが起こり、今日に至るまで人びとは多種多様な花を愛でている。花の観賞の話をはじめ、椿油や木材、生垣や防風林としての利用、信仰や昔話、民俗まで網羅した、椿の大百科。
有岡 利幸(アリオカ トシユキ)
937年、岡山県生まれ。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003~2009年まで(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。
※上記内容は本書刊行時のものです。第一章 椿の植物誌
第二章 記紀・万葉時代の椿
第三章 平安時代から桃山時代までの椿
第四章 近世初期に大流行した椿
第五章 近世本草学と椿
第六章 神仏をまつる社寺と椿
第七章 椿の昔話と民俗
第八章 近・現代の椿事情
第二章 記紀・万葉時代の椿
第三章 平安時代から桃山時代までの椿
第四章 近世初期に大流行した椿
第五章 近世本草学と椿
第六章 神仏をまつる社寺と椿
第七章 椿の昔話と民俗
第八章 近・現代の椿事情
書評掲載
「読売新聞」(2014年11月23日付/日和聡子氏・評)に紹介されました。
「日本農業新聞」(2015年1月4日付)に紹介されました。
「植物バイオ燃料研究 速報」(No.14、2015年1月発行)に掲載されました。
日本ツバキ協会「椿」(53号、2015年発行)に掲載されました。
「小原流挿花」(2015年4月号)に紹介されました。
「グリーン・パワー」(2016年1月号)に紹介されました。