叢書・ウニベルシタス 911
フランスの現象学
ISBN978-4-588-00911-2 C1310 [2009年04月 刊行]
ベルンハルト・ヴァルデンフェルス(ヴァルデンフェルス,ベルンハルト)
1934年生.ドイツの代表的な現象学者.ミュンヘン大学で哲学の学位・教授資格を取得.1976年から99年までボーフム大学の教授を務める.邦訳されている主な著作には,『行動の空間』(新田義弘他訳,白水社),『講義・身体の現象学──身体という自己』(山口一郎,鷲田清一監訳,知泉書館)などがある.また編著に『現象学とマルクス主義I・II』(新田義弘他訳,白水社)がある.
佐藤 真理人(サトウ マリト)
1948年生.早稲田大学哲学専攻博士課程満期退学.早稲田大学教授.『概説西洋哲学史』(共著,ミネルヴァ書房),レヴィナス『実存の発見』(共訳,法政大学出版局)など.
阿部 文彦(アベ フミヒコ)
1955年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.早稲田大学,明治学院大学非常勤講師.訳書にミシェル・アンリ『現出の本質』(共訳,法政大学出版局)など.
河合 孝昭(カワイ タカアキ)
1969年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.早稲田大学ほかで非常勤講師.訳書にエマニュエル・レヴィナス『実存の発見』(共訳,法政大学出版局)など.
澤里 岳史(サワサト タケシ)
1968年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.早稲田大学非常勤講師.訳書にエティエンヌ・バリバール『真理の場所/真理の名前』(共訳,法政大学出版局)など.
田口 茂(タグチ シゲル)
1967年生.ヴッパタール大学博士課程修了.山形大学地域教育文化学部准教授.著書にDas Problem des ,Ur-Ich’bei Edmund Husserl(Springer).
田辺 秋守(タネベ シュウジ)
1960年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.慶應義塾大学,早稲田大学ほかで非常勤講師.著書に『ビフォア・セオリー──現代思想の争点』(慶應義塾大学出版会).
谷崎 秋彦(タニザキ アキヒコ )
1956年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.早稲田大学ほかで非常勤講師.訳書にシルヴィオ・ヴィエッタ『ハイデガー:ナチズム/技術』(文化書房博文社)など.
野内 聡(ノウチ サトシ)
1971年生.早稲田大学哲学専攻博士後期課程満期退学.早稲田大学非常勤講師.訳書にサミュエル・ウェーバー『破壊と拡散』(月曜社)など.
※上記内容は本書刊行時のものです。序 言
緒 言
第一章 成立と定着
第二章 ジャン= ポール・サルトル
──無条件的自由
第三章 モーリス・メルロ= ポンティ
──受肉せる意味
第四章 エマニュエル・レヴィナス
──第一哲学としての倫理
第五章 ポール・リクール──解釈の迂回路
第六章 特殊な影響諸領野
第七章 抗争する現象学
著者紹介
監訳者あとがき
参考文献
原 注
人名索引