高度に複雑化・リスク化したポストモダン社会のなか、誰もが生きるための哲学を必要としているにもかかわらず、公共空間から歴史や想像力が失われ、文系学問の無用論すら唱えられている現在。しばしば社会的分断や境界づけを助長してもきた旧来の学問の前提そのものを批判的に吟味しつつ、真に持続可能で、他者と共存しうる世界のあり方を模索する哲学の試み。全16章の最新論集。
牧野 英二(マキノ エイジ)
1948年生。法政大学文学部哲学科教授。哲学。著書:『カントを読む』(岩波書店)、『遠近法主義の哲学』(弘文堂)、『崇高の哲学』『「持続可能性の哲学」への道』(以上、法政大学出版局)、『東アジアのカント哲学』(編著、法政大学出版局)。
小野原 雅夫(オノハラ マサオ)
1961年生。福島大学人間発達文化学類教授。倫理学。共編著:『現代カント研究11 判断力の問題圏』(晃洋書房)、監訳書:S.ボク『共通価値──文明の衝突を超えて』(法政大学出版局)。
山本 英輔(ヤマモト エイスケ)
1966年生。金沢大学教授。哲学。著書:『ハイデガー『哲学への寄与』研究』(法政大学出版局)、共編著:『科学と技術への問い──ハイデッガー研究会第三論集』(理想社)。
齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
1968年生。高千穂大学教授。哲学。著書:『存在の解釈学──ハイデガー『存在と時間』の構造・転回・反復』、共訳書:ロックモア『カントの航跡のなかで』(以上、法政大学出版局)。
※上記内容は本書刊行時のものです。序 論 【牧野英二】
1 本書の狙い
2 他者理解の困難さと言語機能の両義性
3 知の越境と「生と死のはざま」
4 「知の越境」と「哲学の変換」
第一部 複雑化社会のパラドクスに直面して──赦し・寛容・人工知能・医療の意義と課題
第1章 「持続可能性の哲学」と「津波てんでんこ」の倫理──暴力・悪・赦しを問い直す 【牧野英二】
はじめに
1 暴力と悪の多義性──ジャン=ピエール・デュピュイとの対話
2 「津波てんでんこ」とその解釈の多義性
3 「赦し」と「約束」の可能性──大川小学校の悲劇を再考する
4 「赦し」の倫理と時間概念の変換
おわりに──「語り部」の提起するもの、「赦し」の新たな課題
第2章 境界線上のアリア──共同体と寛容をめぐって 【澤田直】
はじめに
1 共生と寛容
2 寛容とその限界
3 反知性的なものとの対決
おわりに
第3章 AIにはなにができないか──哲学からみた人工知能問題 【黒崎政男】
1 人工知能の飛躍的進化
2 人工知能の二つの道
3 知識とは何か──ロック 対 ライプニッツ
4 人間にできないことができること、と人間にできることができないこと
第4章 生命・医療倫理とゲシュタルトクライス──現代の論争点として仁恵原則を問い直す 【鵜澤和彦】
はじめに
1 人格的転回と医学的人間学
2 ゲシュタルトクライスの概念
3 パトス論への展開
おわりに──生命論から倫理学への越境
第二部 住むことと生きることの条件を考える──理性と非理性の〈よりどころ〉をめぐって
第5章 言葉が語ることのうちに住む──場所と言葉を問い直す 【山本英輔】
はじめに──消費される場所と言葉
1 場所への問い
2 言葉の経験
3 自己の変様
おわりに──ノン(非)ということ
第6章 人はなぜ「四区分」するのか──認識・行為・コミュニケーションの〈構造〉 【森下直貴】
はじめに──区分の根拠への問い
1 カントのカテゴリー表──認識の構造
2 パーソンズのAGIL図式──行為の構造
3 意味コミュニケーションの論理
4 三層構造を有するシステム
5 意味コミュニケーション分化の論理
おわりに──四機能図式の適用可能性
第7章 技術──情報社会における感性の喪失──ハイパー資本主義を問い直す 【田島樹里奈】
はじめに
1 管理社会における機械状隷属
2 商品の非──物質化と資本主義リアリズム
3 接続過剰世代とアテンション・エコノミー
おわりに
第8章 生態学的平等の可能性──地球環境危機を問い直す 【相原博】
はじめに
1 エコロジー的民主主義の概要と意義
2 エコロジー的民主主義の課題
第三部 知と心と現実の〈間〉で考える
自己・他者・世界をめぐって
第9章 実在性の解釈学──多元的実在論の可能的地平 【齋藤元紀】
はじめに
1 多元論としての新実在論
2 多元論的実在論と解釈学的実在論
3 多元的実在論と哲学的解釈学
おわりに──多元的実在論の可能的地平
第10章 人工知能と共生するための非自然主義的考察──科学技術の人間観に対する解釈学的検討 【佐々木一也】
1 AIに期待されること
2 AIと脳の関係
3 意識の物質への還元不可能性
4 漸進的AI研究の問題
おわりに──AIに対する人間の対処
第11章 心と世界を知る自己──カントの自己意識論を問い直す 【近堂秀】
1 カントの航跡と二一世紀哲学
2 「私は思考する」という自己意識と心の存在
3 内的経験と心的なもの、外的経験と物的なもの
4 自己意識の統一から心と世界を知ることへ
第12章 応答する精神科学の試み──ディルタイ哲学の学問論的意義を問いなおす 【伊藤直樹】
1 ディルタイの精神諸科学の基礎づけ
2 「心理学」からの解明
3 意識の事実の三つのリアリティ
おわりに
第四部 倫理と世界市民の課題──倫理的・教育的ジレンマと市民教育の意義
第13章 新たな選択肢の創出──二者択一的倫理学から創造的問題解決の倫理学へ 【小野原雅夫】
1 倫理学における二者択一問題
2 「嘘論文」におけるカントの二者択一問題
3 創造的問題解決の倫理学
4 カントによる創造的問題解決の実践
5 新たな選択肢の創出に向けて
第14章 「陶冶可能性」概念の現代的射程──知識基盤社会に生きる人間の成長のあり方を問い直す 【小山裕樹】
はじめに
1 「陶冶可能性」概念に対する一般的理解と先行研究の状況
2 「完全性」から見る「陶冶可能性」
3 「完全性」と「陶冶可能性」の意味上の連続性
4 「完全性」と「陶冶可能性」の意味上の断絶とその現代的射程
第15章 世界市民教育としての哲学──オルタナティヴを生み出す力の練磨 【大森一三】
1 世界市民教育という問題
2 愛国心と世界市民主義をめぐる問題
3 愛国心と世界市民主義を同心円的に捉えることに対する批判
4 カントの世界市民教育構想──J・B・バゼドウとの差異
5 オルタナティヴを生み出し続ける哲学教育
第16章 「社会政治的トラウマ」の倫理──生政治学と生命倫理学を問い直す 【森村修】
1 「ただひとつの生」に振るわれる“暴力”
2 「破壊的可塑性」の意味──同一性の変貌
3 「社会政治的トラウマ」の問題──「象徴的生」の〈意味〉
4 生政治学と生倫理学の行方
あとがき
人名索引
事項索引
1 本書の狙い
2 他者理解の困難さと言語機能の両義性
3 知の越境と「生と死のはざま」
4 「知の越境」と「哲学の変換」
第一部 複雑化社会のパラドクスに直面して──赦し・寛容・人工知能・医療の意義と課題
第1章 「持続可能性の哲学」と「津波てんでんこ」の倫理──暴力・悪・赦しを問い直す 【牧野英二】
はじめに
1 暴力と悪の多義性──ジャン=ピエール・デュピュイとの対話
2 「津波てんでんこ」とその解釈の多義性
3 「赦し」と「約束」の可能性──大川小学校の悲劇を再考する
4 「赦し」の倫理と時間概念の変換
おわりに──「語り部」の提起するもの、「赦し」の新たな課題
第2章 境界線上のアリア──共同体と寛容をめぐって 【澤田直】
はじめに
1 共生と寛容
2 寛容とその限界
3 反知性的なものとの対決
おわりに
第3章 AIにはなにができないか──哲学からみた人工知能問題 【黒崎政男】
1 人工知能の飛躍的進化
2 人工知能の二つの道
3 知識とは何か──ロック 対 ライプニッツ
4 人間にできないことができること、と人間にできることができないこと
第4章 生命・医療倫理とゲシュタルトクライス──現代の論争点として仁恵原則を問い直す 【鵜澤和彦】
はじめに
1 人格的転回と医学的人間学
2 ゲシュタルトクライスの概念
3 パトス論への展開
おわりに──生命論から倫理学への越境
第二部 住むことと生きることの条件を考える──理性と非理性の〈よりどころ〉をめぐって
第5章 言葉が語ることのうちに住む──場所と言葉を問い直す 【山本英輔】
はじめに──消費される場所と言葉
1 場所への問い
2 言葉の経験
3 自己の変様
おわりに──ノン(非)ということ
第6章 人はなぜ「四区分」するのか──認識・行為・コミュニケーションの〈構造〉 【森下直貴】
はじめに──区分の根拠への問い
1 カントのカテゴリー表──認識の構造
2 パーソンズのAGIL図式──行為の構造
3 意味コミュニケーションの論理
4 三層構造を有するシステム
5 意味コミュニケーション分化の論理
おわりに──四機能図式の適用可能性
第7章 技術──情報社会における感性の喪失──ハイパー資本主義を問い直す 【田島樹里奈】
はじめに
1 管理社会における機械状隷属
2 商品の非──物質化と資本主義リアリズム
3 接続過剰世代とアテンション・エコノミー
おわりに
第8章 生態学的平等の可能性──地球環境危機を問い直す 【相原博】
はじめに
1 エコロジー的民主主義の概要と意義
2 エコロジー的民主主義の課題
第三部 知と心と現実の〈間〉で考える
自己・他者・世界をめぐって
第9章 実在性の解釈学──多元的実在論の可能的地平 【齋藤元紀】
はじめに
1 多元論としての新実在論
2 多元論的実在論と解釈学的実在論
3 多元的実在論と哲学的解釈学
おわりに──多元的実在論の可能的地平
第10章 人工知能と共生するための非自然主義的考察──科学技術の人間観に対する解釈学的検討 【佐々木一也】
1 AIに期待されること
2 AIと脳の関係
3 意識の物質への還元不可能性
4 漸進的AI研究の問題
おわりに──AIに対する人間の対処
第11章 心と世界を知る自己──カントの自己意識論を問い直す 【近堂秀】
1 カントの航跡と二一世紀哲学
2 「私は思考する」という自己意識と心の存在
3 内的経験と心的なもの、外的経験と物的なもの
4 自己意識の統一から心と世界を知ることへ
第12章 応答する精神科学の試み──ディルタイ哲学の学問論的意義を問いなおす 【伊藤直樹】
1 ディルタイの精神諸科学の基礎づけ
2 「心理学」からの解明
3 意識の事実の三つのリアリティ
おわりに
第四部 倫理と世界市民の課題──倫理的・教育的ジレンマと市民教育の意義
第13章 新たな選択肢の創出──二者択一的倫理学から創造的問題解決の倫理学へ 【小野原雅夫】
1 倫理学における二者択一問題
2 「嘘論文」におけるカントの二者択一問題
3 創造的問題解決の倫理学
4 カントによる創造的問題解決の実践
5 新たな選択肢の創出に向けて
第14章 「陶冶可能性」概念の現代的射程──知識基盤社会に生きる人間の成長のあり方を問い直す 【小山裕樹】
はじめに
1 「陶冶可能性」概念に対する一般的理解と先行研究の状況
2 「完全性」から見る「陶冶可能性」
3 「完全性」と「陶冶可能性」の意味上の連続性
4 「完全性」と「陶冶可能性」の意味上の断絶とその現代的射程
第15章 世界市民教育としての哲学──オルタナティヴを生み出す力の練磨 【大森一三】
1 世界市民教育という問題
2 愛国心と世界市民主義をめぐる問題
3 愛国心と世界市民主義を同心円的に捉えることに対する批判
4 カントの世界市民教育構想──J・B・バゼドウとの差異
5 オルタナティヴを生み出し続ける哲学教育
第16章 「社会政治的トラウマ」の倫理──生政治学と生命倫理学を問い直す 【森村修】
1 「ただひとつの生」に振るわれる“暴力”
2 「破壊的可塑性」の意味──同一性の変貌
3 「社会政治的トラウマ」の問題──「象徴的生」の〈意味〉
4 生政治学と生倫理学の行方
あとがき
人名索引
事項索引
■著者(章順)
澤田 直(サワダ ナオ)
1959年生。立教大学文学部教授。哲学・フランス文学。著書:『〈呼びかけ〉の経験』(人文書院)、『ジャン゠リュック・ナンシー』(白水社)、『サルトル読本』(編著、法政大学出版局)、訳書:サルトル『言葉』(人文書院)。
黒崎政男(クロサキ マサオ)
1954年生。東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻教授。哲学。著書:『哲学者クロサキの哲学超入門』(平凡社)、『カント『純粋理性批判』入門』(講談社)、『哲学者はアンドロイドの夢を見たか』(哲学書房)。
鵜澤和彦(ウザワ カズヒコ)
1960年生。法政大学大学院人文科学研究科兼任講師。哲学。論文:“Einbildungskraft – Philosophische Bildtheorie bei Leibniz, Hume und Kant”(ミュンスター大学学位論文)、共著:『新・カント読本』(法政大学出版局)。
森下直貴(モリシタ ナオキ)
1953年生。浜松医科大学教授。倫理の哲学・生命倫理学・日本哲学史・老成学。著書:『死の選択』(窓社)、『健康への欲望と〈安らぎ〉』(青木書店)、『生命と科学技術の倫理学』 (編著、 丸善出版)、 共訳書:『水子』 (青木書店)。
田島樹里奈(タジマ ジュリナ)
1983年生。法政大学・大学院兼任講師。哲学・比較思想。著書:『デリダのポリティカル・エコノミー』(北樹出版)、共著:『〈境界〉を生きる思想家たち』(法政大学出版局)、『国際文化研究への道』(彩流社)。
相原 博(アイハラ ヒロシ)
1975年生。法政大学・法政大学大学院兼任講師・国士舘大学非常勤講師。哲学・倫理学。著書:『カントと啓蒙のプロジェクト──『判断力批判』における自然の解釈学』(法政大学出版局)。
佐々木一也(ササキ カズヤ)
1954年生。立教大学文学部教授。哲学・比較文明学。共著:『哲学の歴史10』(中央公論社)、『講座 近現代ドイツ哲学Ⅲ』 (理想社)、『大学を変える』(大学教育出版)、訳書:ウォーンキー『ガダマーの世界』(紀伊國屋書店)。
近堂 秀(コンドウ シュウ)
1965年生。法政大学兼任講師、首都大学東京非常勤講師。哲学。著書:『『純粋理性批判』の言語分析哲学的解釈──カントにおける知の非還元主義』(晃洋書房)、共著:『新・カント読本』(法政大学出版局)。
伊藤直樹(イトウ ナオキ)
1963年生。法政大学兼任講師、首都大学東京ほか非常勤講師。哲学。共著:『ディルタイと現代』(法政大学出版局)、共訳書:『ディルタイ全集 第5巻 詩学・美学論集』(法政大学出版局)。
小山裕樹(オヤマ ユウキ)
1980年生。摂南大学外国語学部講師。教育哲学。共著:『西洋教育思想史』(慶応義塾大学出版会)、『教員養成を問いなおす』(東洋館出版社)、『「甘え」 と 「自律」 の教育学』(世織書房)。
大森一三(オオモリ イチゾウ)
1982年生。法政大学兼任講師、中央大学政策文化総合研究所客員研究員。哲学。著書:『文化の進歩と道徳性』(法政大学出版局)、『新・カント読本』(共著、法政大学出版局)。
森村 修(モリムラ オサム)
1961年生。法政大学国際文化学部教授。哲学・倫理学。著書:『ケアの倫理』(大修館書店)、共著:『生と死の現在』(ナカニシヤ出版)、『国際文化研究への道』(彩流社)、『〈境界〉を生きる思想家たち』(法政大学出版局)。
澤田 直(サワダ ナオ)
1959年生。立教大学文学部教授。哲学・フランス文学。著書:『〈呼びかけ〉の経験』(人文書院)、『ジャン゠リュック・ナンシー』(白水社)、『サルトル読本』(編著、法政大学出版局)、訳書:サルトル『言葉』(人文書院)。
黒崎政男(クロサキ マサオ)
1954年生。東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻教授。哲学。著書:『哲学者クロサキの哲学超入門』(平凡社)、『カント『純粋理性批判』入門』(講談社)、『哲学者はアンドロイドの夢を見たか』(哲学書房)。
鵜澤和彦(ウザワ カズヒコ)
1960年生。法政大学大学院人文科学研究科兼任講師。哲学。論文:“Einbildungskraft – Philosophische Bildtheorie bei Leibniz, Hume und Kant”(ミュンスター大学学位論文)、共著:『新・カント読本』(法政大学出版局)。
森下直貴(モリシタ ナオキ)
1953年生。浜松医科大学教授。倫理の哲学・生命倫理学・日本哲学史・老成学。著書:『死の選択』(窓社)、『健康への欲望と〈安らぎ〉』(青木書店)、『生命と科学技術の倫理学』 (編著、 丸善出版)、 共訳書:『水子』 (青木書店)。
田島樹里奈(タジマ ジュリナ)
1983年生。法政大学・大学院兼任講師。哲学・比較思想。著書:『デリダのポリティカル・エコノミー』(北樹出版)、共著:『〈境界〉を生きる思想家たち』(法政大学出版局)、『国際文化研究への道』(彩流社)。
相原 博(アイハラ ヒロシ)
1975年生。法政大学・法政大学大学院兼任講師・国士舘大学非常勤講師。哲学・倫理学。著書:『カントと啓蒙のプロジェクト──『判断力批判』における自然の解釈学』(法政大学出版局)。
佐々木一也(ササキ カズヤ)
1954年生。立教大学文学部教授。哲学・比較文明学。共著:『哲学の歴史10』(中央公論社)、『講座 近現代ドイツ哲学Ⅲ』 (理想社)、『大学を変える』(大学教育出版)、訳書:ウォーンキー『ガダマーの世界』(紀伊國屋書店)。
近堂 秀(コンドウ シュウ)
1965年生。法政大学兼任講師、首都大学東京非常勤講師。哲学。著書:『『純粋理性批判』の言語分析哲学的解釈──カントにおける知の非還元主義』(晃洋書房)、共著:『新・カント読本』(法政大学出版局)。
伊藤直樹(イトウ ナオキ)
1963年生。法政大学兼任講師、首都大学東京ほか非常勤講師。哲学。共著:『ディルタイと現代』(法政大学出版局)、共訳書:『ディルタイ全集 第5巻 詩学・美学論集』(法政大学出版局)。
小山裕樹(オヤマ ユウキ)
1980年生。摂南大学外国語学部講師。教育哲学。共著:『西洋教育思想史』(慶応義塾大学出版会)、『教員養成を問いなおす』(東洋館出版社)、『「甘え」 と 「自律」 の教育学』(世織書房)。
大森一三(オオモリ イチゾウ)
1982年生。法政大学兼任講師、中央大学政策文化総合研究所客員研究員。哲学。著書:『文化の進歩と道徳性』(法政大学出版局)、『新・カント読本』(共著、法政大学出版局)。
森村 修(モリムラ オサム)
1961年生。法政大学国際文化学部教授。哲学・倫理学。著書:『ケアの倫理』(大修館書店)、共著:『生と死の現在』(ナカニシヤ出版)、『国際文化研究への道』(彩流社)、『〈境界〉を生きる思想家たち』(法政大学出版局)。
書評掲載
「法政哲学」(第17号、2021年発行/菅沢龍文氏・評)に紹介されました。