デカルト 数学・自然学論集
ISBN978-4-588-15090-6 C3040 [2018年02月 刊行]
山田 弘明(ヤマダ ヒロアキ)
1945年生。京都大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)。名古屋大学名誉教授。専門は哲学。著書:『デカルトと西洋近世の哲学者たち』(知泉書館),『デカルト『方法序説』』(晃洋書房),『デカルト哲学の根本問題』(知泉書館),訳書:『デカルト全書簡集』(共訳,全8巻,知泉書館,2012–16年),デカルト『省察』『方法序説』(ちくま学芸文庫)ほか。
中澤 聡(ナカザワ サトシ)
1976年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。東邦大学ほか非常勤講師。専門は科学技術史。訳書:『科学革命の先駆者シモン・ステヴィン──不思議にして不思議にあらず』(朝倉書店),『デカルト全書簡集』(共訳,第4巻,知泉書館),『原典ルネサンス自然学』(共訳,名古屋大学出版会)ほか。
池田 真治(イケダ シンジ)
1976年生。京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。富山大学准教授。専門は哲学,数理哲学史。論文:「コンパスの意義と代数的思考様式の展開──初期デカルトの数学論を中心に」(『理想』第699号),訳書:『ライプニッツ著作集 第Ⅱ期』(共訳,第1巻「ベールとの往復書簡」および第3巻「パパンとの往復書簡」担当,工作舎)ほか。
武田 裕紀(タケダ ヒロキ)
1968年生。大阪大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。追手門学院大学教授。専門は近世思想史。著書:『デカルトの運動論』(昭和堂),『合理性の考古学』(共著,東京大学出版会),訳書:『デカルト全書簡集』第2,3,4巻(共訳,知泉書館),論文:“Le problème de la chute des graves chez Descartes”(XVIIe siècle, 2010, t. 3, PUF)ほか。
三浦 伸夫(ミウラ ノブオ)
1950年生。東京大学大学院理学研究科科学史科学基礎論博士課程単位取得退学。神戸大学名誉教授。専門は科学技術史。著書:『古代エジプトの数学問題集を解いてみる』(NHK出版),『数学の歴史』(NHK出版),『フィボナッチ』(現代数学社),訳書:『ライプニッツ著作集 第Ⅰ期』第2,3巻(共訳,工作舎),『中世思想原典集成』第7巻(共訳,平凡社)ほか。
但馬 亨(タジマ トオル)
1977年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。四日市大学関孝和数学研究所研究員。専門は科学史・ヨーロッパ数学史。論文:「17–18世紀の代数学の基本定理について」(『京都大学数理解析研究所講究録』No. 1444),“Emergence of Modern Ballistics”(『津田塾大学数学・計算機科学研究所 第28回数学史シンポジウム報告集』所報38)ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。はじめに 【山田弘明】
序 【フレデリック・ド・ビュゾン】
*
ベークマンの日記 【中澤 聡 訳】
思索私記 【山田弘明・池田真治 訳】
立体の諸要素のための練習帳 【池田真治 訳】
二項数の立方根の考案 【武田裕紀 訳】
デカルト氏の『幾何学』のための計算論集 【三浦伸夫 訳】
数学摘要 【但馬 亨 訳】
屈折について 【武田裕紀 訳】
カルテシウス 【武田裕紀 訳】
キルヒャー神父の『磁石論』摘要 【武田裕紀 訳】
デカルト氏が書いたと思われる『哲学原理』注記 【山田弘明 訳】
ストックホルム・アカデミーの企画 【山田弘明 訳】
*
解 説
Ⅰ 『ベークマンの日記』 【中澤 聡】
Ⅱ 『思索私記』 【山田弘明・池田真治】
Ⅲ 『立体の諸要素のための練習帳』 【池田真治】
Ⅳ 『二項数の立方根の考案』 【武田裕紀】
Ⅴ 『デカルト氏の『幾何学』のための計算論集』 【三浦伸夫】
Ⅵ 『数学摘要』 【但馬 亨 訳】
Ⅶ 『屈折について』 【武田裕紀】
Ⅷ 『カルテシウス』 【武田裕紀】
Ⅸ 『キルヒャー神父の『磁石論』摘要』 【武田裕紀】
Ⅹ 『デカルト氏が書いたと思われる『哲学原理』注記』 【山田弘明】
Ⅺ 『ストックホルム・アカデミーの企画』 【山田弘明】
あとがき 【武田裕紀】
人名索引
事項索引