叢書・ウニベルシタス 1072
啓蒙
ISBN978-4-588-01072-9 C1310 [2017年12月 刊行]
ドリンダ・ウートラム(ウートラム ドリンダ)
(Dorinda Outram)
ケンブリッジ大学Ph. D. 現在はロチェスター大学教授(Gladys I. and Franklin W. Clark Professor of History)。
著書にPanorama of the Enlightenment (J. Paul Getty Museum,2006), The Body and the French Revolution: Sex, Class and Political Culture (Yale University Press, 1989)(『フランス革命と身体――性差・階級・政治文化』高木勇夫訳、平凡社、1993年)などがある。
田中 秀夫(タナカ ヒデオ)
京都大学大学院経済学研究科修了。甲南大学教授、京都大学教授を経て、現在、愛知学院大学経済学部教授、京都大学名誉教授。専門は経済学史、社会思想史。
著書に『スコットランド啓蒙とは何か』(ミネルヴァ書房、2014年)、『アメリカ啓蒙の群像』(名古屋大学出版会、2012年)、訳書にダンカン・フォーブズ『ヒュームの哲学的政治学』(監訳、昭和堂、2011年)、イシュトファン・ホント『貿易の嫉妬』(監訳、昭和堂、2009年)、フランシス・ハチスン『道徳哲学序説』(共訳、京都大学学術出版会、2009年)、J・G・A・ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント』(共訳、名古屋大学出版会、2008年)、アルバート・O・ハーシュマン『方法としての自己破壊』(法政大学出版局、2004年)などがある。
逸見 修二(ヘンミ シュウジ)
公認会計士。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。池坊短期大学準教授を経て、現在は東京福祉大学勤務。専門はフランス啓蒙。
訳書にJ・B・シュナイウィンド『自律の創成』(共訳、法政大学出版局、2011年)などがある。
吉岡 亮(ヨシオカ リョウ)
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、現在は出版社勤務。専門はイタリア啓蒙。
※上記内容は本書刊行時のものです。第1章 啓蒙とは何か
第2章 コーヒーハウスとお客
―啓蒙の社会的文脈―
第3章 啓蒙と統治
─新しい始まりか、通常業務か─
第4章 経済学
─国家と市場の学問─
第5章 探検、異文化間の接触、啓蒙の両義性
第6章 人びとが所有物であるとき
─啓蒙における奴隷制問題─
第7章 性についての啓蒙の考え
第8章 学問と啓蒙
─神の秩序と人間の知性─
第9章 近代的異教の台頭か
─宗教と啓蒙─
第10章 啓蒙の終焉
─陰謀と革命か─
原 注
人物略伝
監訳者あとがき
索 引(人名索引・事項索引)
書評掲載
「出版ニュース」(2018年2月中旬号)にて紹介されました。