叢書・ウニベルシタス 1099
ベニカルロの夜会
スペインの戦争についての対話
ISBN978-4-588-01099-6 C1398 [2019年09月 刊行]
マヌエル・アサーニャ(アサーニャ マヌエル)
(Manuel Azaña)
1880年(スペイン、アルカラ・デ・エナーレス)~1940年(フランス、モントーバン)。文学評論家、政治評論家、また小説家、劇作家。1920年代頃から、スペインの共和主義派、とくに共和主義左派の代表的政治家として活動。1931年の第二共和政成立後に陸相、その後、「改革の2年間」と呼ばれた同年から1933年まで首相。1936年に「人民戦線政府」の首相、その後、同年から1939年までのスペイン内戦中の大半の期間、スペイン共和国大統領。内戦終了直前にフランスに亡命。様々な評論や創作、克明な日記、第二共和政時の公開演説や国会での演説、また内戦中の公開演説などが『アサーニャ全集』に収められている。本書『ベニカルロの夜会』は1980年に劇場でも公演された。
深澤 安博(フカサワ ヤスヒロ)
1949年生。茨城大学名誉教授。スペイン現代史。主要著書に、『スペイン内戦の研究』(共著、中央公論社、1979年)、『スペイン内戦と国際政治』(共著、彩流社、1990年)、『ドキュメント 真珠湾の日』(共編著、大月書店、1991年)、『スペイン現代史 模索と挑戦の120年』(共著、大修館書店、1999年)、『アブドゥルカリームの恐怖 リーフ戦争とスペイン政治・社会の動揺』(論創社、2015年)。訳書に、サンティアゴ・カリリョ『「ユーロコミュニズム」と国家』(共訳、合同出版、1979年)、フロレンティーノ・ロダオ『フランコと大日本帝国』(訳者代表、晶文社、2012年)。
※上記内容は本書刊行時のものです。対話に居合わせた人々
『ベニカルロの夜会──スペインの戦争についての対話』
『ベニカルロの夜会』 その問いかけと射程──解説にかえて【深澤安博】
アサーニャの著作/アサーニャに関する文献
書評掲載
「読書人」(2019年11月15日号/柳原孝敦氏・評)に紹介されました。
「朝日新聞」(2019年11月30日付/西崎文子氏・評)に紹介されました。
「東京新聞 夕刊 大波小波」(2019年11月21日付/アベル・サンチェス氏・評)に紹介されました。
「歴史と地理」(2020/5 No.732、2020年5月20日発行/山本勝治氏・評)に紹介されました。