叢書・ウニベルシタス 1171
文学と戦争
ヨーロッパの歴史と文化をめぐる亡命者の思索(1938-1947)

四六判 / 318ページ / 上製 / 価格 3,960円 (消費税 360円) 
ISBN978-4-588-01171-9 C1398 [2025年06月 刊行]

内容紹介

アウエルバッハは『ミメーシス』を亡命の地、イスタンブールで構想・執筆するが、そこでの仕事はこれまでほとんど知られていなかった。今回、遂に発見された劇的な歴史的瞬間が反映されている一連の論考は、とりわけ危機の時代において、なおも解決されていない問いの数々にたいする答えを提供してくれるだろう。歴史的・文化的な諸現象やダイナミズムを注意深く考察することが、アクチュアルな出来事を説明するのだ。本邦初訳!