ドミニク・カリファ(カリファ ドミニク)
(Dominique Kalifa)
1957年生まれ。1994年,ミシェル・ペローの指導のもとパリ第7大学修了。レンヌ第2大学准教授,教授を経て,2002年,アラン・コルバンの後任としてパリ第1大学教授に就任。2015年にはアンスティチュ・ユニヴェルシテール・ド・フランス会員に任命される。近代の犯罪と大衆文化を専門とし,著書にBiribi. Les bagnes coloniaux de l’armée française(Perrin, 2009), Les bas-fonds. Histoire d’un imaginaire(Seuil, 2013, mauvais genre賞), La véritable histoire de la belle-époque(近刊)などがある。
梅澤 礼(ウメザワ アヤ)
1979年生まれ。上智大学卒業後,ベルギー政府給費生,フランス政府給費生として留学したのち,2012年,パリ第1大学博士課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て,現在立命館大学嘱託講師。専門は近代の文学と犯罪学。共著に『近代科学と芸術創造──19–20世紀のヨーロッパにおける科学と文学』(行路社,2015年),共訳書に『ラスネール回想録』(平凡社,2014年)などがある。
※上記内容は本書刊行時のものです。はじめに
第一部 犯 罪
第1章 犯行現場──パリのトポグラフィーと社会的イマジネール
第2章 「アパシズム」の考古学── 一九世紀の野蛮人とアメリカ・インディアン
第3章 「危険階級」の終焉?──『ファントマ』シリーズにおける労働者と犯罪者
第4章 夜襲という恐怖
第二部 捜 査
第5章 警察官の回想録──ひとつのジャンルの出現?
第6章 捜査官ジャヴェール
第7章 二〇世紀初頭の「危険性」と「社会防衛」
第8章 処罰の危機?
第三部 メディア
第9章 一九世紀における三面記事と犯罪小説
第10章 監獄の光景
第11章 戦時中の三面記事(一八七〇─一九一四)
第12章 一九一四年から一九一八年にかけて──連載小説の終焉?
おわりに── 一九世紀と二〇世紀の犯罪と治安に関するひとつの見方
訳者あとがき
図版出典一覧
原 注
人名索引
書評掲載
「日本経済新聞」(2016年11月20日付)にて紹介されました。
「ミステリマガジン」(2017年1月号/松坂健氏・評)にて紹介されました。
「北國新聞」「神戸新聞」「徳島新聞」「山梨日日新聞」(以上、2016年11月20日付)にて紹介されました。
「信濃毎日新聞」「新潟日報」「南日本新聞」「神奈川新聞」(以上、2016年11月27日付)にて紹介されました。
「東京新聞」(2016年12月11日付/小倉孝誠氏・評)にて紹介されました。
「出版ニュース」(2016年12月下旬号)にて紹介されました。
「図書新聞」(2017年2月25日号/池田祥栄氏・評)にて紹介されました。