叢書・ウニベルシタス 435
精神分析と横断性〈新装版〉
制度分析の試み
ISBN978-4-588-14060-0 C1310 [2021年05月 刊行]
フェリックス・ガタリ(フェリックス ガタリ)
(Félix Guattari)
1930年生まれ。フランスの精神分析家、哲学者。本書のほか、日本語訳された著書に『分子革命』(法政大学出版局)、『機械状無意識』(法政大学出版局)、『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー)、『闘走機械』(松籟社)、『精神と記号』(法政大学出版局)、『分裂分析的地図作成法』(紀伊國屋書店)、『カオスモーズ』(河出書房新社)、『カフカの夢分析』(水声社)、『アンチ・オイディプス草稿』(みすず書房)、『精神病院と社会のはざまで』(水声社)、『リトルネロ』(みすず書房)、『人はなぜ記号に従属するのか』(青土社)、『エコゾフィーとは何か』(青土社)、ドゥルーズとの共著に『カフカ』(法政大学出版局)、『アンチ・オイディプス』(河出書房新社)、『千のプラトー』(河出書房新社)、『政治と精神分析』(法政大学出版局)、『哲学とは何か』(河出書房新社)、ネグリとの共著に『自由の新たな空間』(世界書院)などがある。1992年没。
杉村 昌昭(スギムラ マサアキ)
1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。フランス文学・現代思想専攻。著書に『資本主義と横断性』(インパクト出版会)、『分裂共生論』(人文書院)、訳書にガタリ『分子革命』(法政大学出版局)、『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー)、『闘走機械』(監訳、松籟社)、『精神と記号』(法政大学出版局)、『カフカの夢分析』(水声社)、『精神病院と社会のはざまで』(水声社)、『人はなぜ記号に従属するのか』(青土社)、『エコゾフィーとは何か』(青土社)、ドゥルーズ/ガタリ『政治と精神分析』(法政大学出版局)、ガタリ/ネグリ『自由の新たな空間』(世界書院)、アザン『パリ大全』(以文社)、テヴォー『アール・ブリュット』(人文書院)、ジェノスコ『フェリックス・ガタリ』(共訳、法政大学出版局)、ベラルディ(ビフォ)『フューチャビリティ』(法政大学出版局)、アリエズ/ラッツァラート『戦争と資本』(共訳、作品社)、ブランコ『さらば偽造された大統領』(共訳、岩波書店)などがある。
毬藻 充(マリモ ミツル)
1950年生まれ。同志社大学大学院博士課程、パリ大学博士号専門研究課程修了。訳書にブルーエ『トロツキー』(全3巻、共監訳、柘植書房新社、1993-1997年)、クラストル『大いなる語り』(松籟社)、『暴力の考古学』(現代企画室)、『グアヤキ年代記』(現代企画室)、マルタン『ドゥルーズ・変奏』(共訳、松籟社)、アリエズ『ブックマップ 現代フランス哲学』(松籟社)、ドゥルーズ『狂人の二つの体制 1983-1995』(共訳、河出書房新社)などがある。
※上記内容は本書刊行時のものです。2 看護人──医師の関係をめぐって
3 R・Aについての研究
4 未経験の生の崩壊──“私”の喪失(R・Aの日記の抜粋)
5 一日を活気づける小委員会の紳士淑女たち
6 制度論的精神療法入門
7 転 移
8 制度論的治療法と学生社会における精神衛生問題に関する考察
9 横断性
10 制度論的精神療法に関する哲学者のための考察
11 左翼反対派の九つのテーゼ(要約)
12 記号から記号へ(抜粋)
13 集団と個人(とりとめのない総括)
14 因果性、主観性、歴史
15 反革命は習得できる科学である
16 自主管理とナルシシズム
17 一九六八年六月末の討論から
18 学生、狂人、カタンガ兵(はみ出し者)
19 機械と構造
20 分析の裏返しとしての教育に関する考察
21 精神医学のゲリラ
22 集団的精神療法はどこからはじまるか
23 レーモンとイスパノ・グループ
24 マオ=マゾ派あるいは不可能な五月
25 われわれはみな小集団なり
訳者あとがき