第42回「サントリー学芸賞」において、梅澤礼先生の著書『囚人と狂気―― 一九世紀フランスの監獄・文学・社会』が「思想・歴史部門」の受賞作として選ばれました!
19世紀フランスにおける監獄と犯罪の表象、そして狂気と文学をめぐる言説に鋭く迫った労作です。「受賞者が切り開いたのは、政治的・社会的言説と文学作品を同時に射程に入れ、時代とその精神の変化を明らかにする手法である」(宇野重規氏評)。
昨年の第36回「渋沢・クローデル賞 奨励賞」に続いての受賞です。このような難しいテーマに挑んだ著作が、たいへん名誉ある賞をいただけてうれしいかぎりです。梅澤先生、おめでとうございました!