小局からのお知らせ

〈書物復権〉2021 共同復刊 復刊書決定

〈書物復権〉2021に多くのリクエストをいただきありがとうございました。
この度、小局からは以下の書籍を復刊することが決定いたしました。

H.パトナム著/藤田晋吾、中村正利訳『事実/価値二分法の崩壊〈新装版〉』(ウニベルシタス)◆大衆文化や哲学思想・社会科学などにおいて、歴史的にさまざまな形で展開され擁護されてきた「事実/価値二分法」に対して論争を挑むパトナム哲学の批判的考察。

M.サーリンズ著/山内昶訳『石器時代の経済学〈新装版〉』(ウニベルシタス)◆未開社会の狩猟・採集に関する豊富なデータを駆使して「始原のあふれる社会」を描き、生存のための経済活動の一般理論を構築する。

J.ボードリヤール著/宇波彰訳『物の体系〈新装版〉』(ウニベルシタス)◆《記号としての物》という、物の見方についての根本的な転換を行ない、記号として物を消費している現代社会の構造を鋭く分析。その特異な思考の基点を示す処女作。

R.ジラール著/古田幸男訳『欲望の現象学〈新装版〉』(ウニベルシタス)◆人間および人間社会がたどってきた歴史の次第に悪化するプロセスを、セルバンテス、スタンダールをはじめ、偉大なロマネスク文学作品群の社会学的・心理学的分析を通して解明。

F.ガタリ著/杉村昌昭、毬藻充訳『精神分析と横断性〈新装版〉』(ウニベルシタス)◆ドゥルーズ = ガタリの思想的源流。精神分析界の異端児ガタリの思想遍歴の書、先鋭かつ独創的な思考の結晶。各論考の意義を明確に位置づけたドゥルーズの序文を付す。

詳しくは専用サイトをご覧ください。
https://corp.kinokuniya.co.jp/c/fukken2021/