小局からのお知らせ

〈書物復権〉2024 復刊リクエスト受付中

毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊、2024年は第28回を数えます。

復刊の候補にあがったのは128点130冊と、充実したリストをそろえることができました。
参加各社がそれぞれの出版の歴史のなかで、この後も読者に届けたいと考えている各分野の基本書です。

ぜひ、ご覧のうえリクエストいただき、1点でも多くの復刊の実現にご協力ください。
応募期限は2024年2月29日まで、ぜひ皆さまから多数のリクエストをいただけますようお願いします。

また今回も、通常では復刊しにくい少数のご要望にお応えるべく、オンデマンド版での復刊も実施いたします。
復刊リクエストは下記のサイトからおこなえます。

紀伊國屋書店のリクエストサイトはこちら
書物復権 2024年 10社共同復刊28 リクエストで名著がよみがえる!

小局の復刊候補は下記の書籍です。

法の力
J.デリダ/堅田研一訳
初版年2011年・最終版年2013年/四六/230頁/予価3080円(本体2800円)
デリダの政治哲学。法・権利を越えた正義の視点からナチス「最終解決」に極まる法暴力を批判。またハイデガー、ベンヤミンの「破壊」と脱構築との差異を明確に論究。

スピノザと表現の問題
ジル・ドゥルーズ/工藤喜作、小柴康子、小谷晴勇訳
初版年2014年・最終版年2014年/四六/460頁/予価5500(本体5000円)
スピノザ哲学における〈表現〉の概念の重要性を徹底的に究明。スピノザを静的と捉える従来の解釈を逆転させその力動的性格を全面的に考察した、研究の革新的指標。

現出の本質 上
M.アンリ/北村晋、阿部文彦訳
初版年2005年・最終版年2005年/四六/602頁/予価7260円(本体6600円)
古代ギリシアからハイデガーに至る西洋哲学を「存在論的一元論」として批判的にとらえなおし、独自の現象学的存在論を展開する。アンリの独創性を示す主著。

現出の本質 下
M.アンリ/北村晋、阿部文彦訳
初版年2005年・最終版年2005年/四六/612頁/予価7260円(本体6600円)
現象学の現出論的展開の古典的名著。この下巻には原著の第44節から77節(了)までを収録し、索引および訳者あとがきを付す。

生の悲劇的感情
M.デ・ウナムーノ/神吉敬三、佐々木孝訳
初版年2017年・最終版年2017年/四六/398頁/予価3850円(本体3500円)
生、死、そして人間とは何か。これらの基本的問題を己れの哲学の出発点として根源的に問い、独自の「肉と骨の具体的」人間論、宗教思想を展開した著者の代表作。

魔女・産婆・看護婦
バーバラ・エーレンライク、ディアドリー・イングリッシュ/長瀬久子訳
初版年2015年・最終版年2015年/四六/230頁/予価2860円(本体2600円)
男性優位社会によってその地位を追われた女性医療家と、衛生問題の対象に仕立てられた女性たち…。1970年代アメリカの女性解放運動の開始を告げる時代の証言。

メフメト二世
A.クロー/岩永博、井上裕子、佐藤夏生、新川雅子訳
初版年1998年・最終版年1998年/四六/458頁/予価4290円(本体4290円)
コンスタンティノープルの征服によりローマ帝国に永遠の終焉をもたらし、オスマン帝国の基礎を築いた征服王メフメト二世の生涯、政治的理念と強烈な個性を描く。

〈教育〉の社会学理論
B.バーンスティン/久冨善之、長谷川裕、山﨑鎮親、小玉重夫、小澤浩明訳
初版年2011年・最終版年2011年/四六/418頁/予価5280円(本体4800円)
〈教育〉(ペダゴジー)というものの存在と営みを社会学的に解明し、明らかに行き詰まっている現代教育を分析し展望するための理論用具と着想とを明確に提示。

パスポートの発明
ジョン・トーピー/藤川隆男監訳
初版年2008年・最終版年2013年/四六/324頁/予価3520円(本3200円)
国家が国民の移動手段を合法的かつ独占的に掌握するのに決定的な役割を果たしたのがパスポートであった。その国際的なシステムの確立とその現代的な意味を問う。

正義の秤(スケール)
ナンシー・フレイザー/向山恭一訳
初版年2013年・最終版年2013年/四六/304頁/予価3630円(本体3300円)
「何」が正義の本当の課題とみなされ、「誰」が正義の本当の主体とみなされるのか。本書は正義の秤=尺度をめぐる諸難題をえぐり出し、批判理論化のもとで統合する。

情念の政治経済学
アルバート・O.ハーシュマン/佐々木毅、旦祐介訳
初版年2014年・最終版年2014年/四六/180頁/予価2200円(本体2000円)
欲望や情念の抑圧からそれらを利用する方向へ、さらに利益の擁護という新しいパラダイムへと至る資本主義弁護論の系譜を、啓蒙思想期の論争を通じて素描する。

土着語の政治
W.シヴェルブシュ/福本義憲訳
初版年2012年・最終版年2012年/A5/554頁/予価5720円(本体5200円)
国家によるネイション形成で同化・排除されるマイノリティの権利を、リベラリズムの立場から擁護する。かれらの言語や文化を、個人の自律的選択の基盤とみなす。